『鋼の錬金術師 27』

鋼の錬金術師 27 (ガンガンコミックス)
荒川 弘
4757530544


借りて読了。

禁断のわざによって失った肉体を取り戻そうとする兄弟がたちむかう、試練と絆の物語。異世界アクションファンタジーシリーズ完結編。

ふわー、終わった!

始めから終わりまで緊張感を保ちつつ、広げた風呂敷を完璧にたたみきって、なおかつ、躍動感あふれるアクションと人間ドラマを描ききった作者さまに感謝です。

錬金術そのものが信仰のような異世界において、孤独のために錬金術による力がすべてを解決するのだと思いあがったホムンクルスと、出会ったひとたちの支えによって強くなっていったエルリック兄弟。対照的な存在がこの物語の肝だったんだなと、しみじみとしました。

力強い、物語だったなーと思います。

じつは結末はアニメで一度見てしまっていたのですが、そんなことは関係なく、ドキドキしながら読みました。
マンガとしての最高レベルの迫力あるクライマックスを享受できたことが嬉しかったです。
欲をいえば、絵柄がどんどん丸くなっていったのでラストのウィンリィちゃんがかなりまるまるさんになっちゃってたとこがもうちょっと、どうにかならなかったものかなあと(苦笑。

ストーリーはアニメもほとんど変わりませんでしたが、原作はエルリック兄弟の話で、アニメはより群像劇になってたかなあと。たぶん、空間的な広がりのせいでしょうね。

どの人物にもきちんと物語があって、それぞれがひとつの節目を迎えました。
さわやかな読後感の残る大団円でした。

ホーエンハイムの満足げな顔が、人として生きてきたことのしあわせをおもわせて、胸にしみた……。

そして巻末にはこれまでとおなじように作者さんによるパロディがw
最後までサービス精神にあふれた作品でした。

ものすごく面白かったです。読めてよかった。感動しました。


シリーズ開幕編はこちら。
鋼の錬金術師 (1) (ガンガンコミックス)
荒川 弘
4757506201

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