『エロイカより愛をこめて 37』

エロイカより愛をこめて 37 (プリンセスコミックス)
青池 保子
4253194575


読了。

泥棒貴族とNATOの情報将校とその部下たち、暗黒街の顔役やもとKGBがくんずほぐれつで世界中を駆けめぐる、スパイアクションコメディー。シリーズ第三十七巻目。

この巻は、ビザンティン帝国の美術品を追い求める伯爵たちと、ロシアンマフィアを追いかける少佐とミーシャ、それにギリシア正教の秘密結社が暗躍して、あっちこっちで混戦状態になる「聖ヨハネの帰還」のパート3が収録されてます。

ロシアマフィアとかれが持つビザンチンの美術品を追って、登場人物たちはおおむね、ヴェネツィアからトリエステへ、トリエステからドイツへと移動していってますね。

そのあいだにもさまざまな誤解や行き違いや偽情報や嫌がらせやなにやらがいりみだれて、少佐とミーシャは怒鳴りっぱなしw

でも、今回の主役は伯爵かな。
プライドを傷つけられた伯爵は、ポリシーをかなぐり捨てた変装でボーナムくんを落胆させてくれます。

それから、素人が半分以上混じってるのかなと想像される秘密結社の、現代のITを武器にしたごく日常的な妨害工作がとてもおかしかった。

少佐の執事のドリームやら、部長の地位をわきまえない嫉妬心とか、随所に笑える遊び心とジェイムズ君をちりばめつつ、物語は二転三転。

とうとうでてきたロシアマフィアの年ふりた悪役顔が、えらいインパクトでございました。
この貫禄はやっぱり若い人には描けないんじゃないかな~。
個性あふれるおじさん、おじいさんたちの活躍が楽しかったですw

カバー絵の少佐がカジュアルな服装をしていたので、もしやバカンス? などと妄想してましたが、少佐は始終働きづめでした。

そういえば、バカンス中も仕事から離れられない御仁でしたね……とロレンス君を思い出して、プッと笑ってしまうわたしでした。

つづきをお待ちしています。


エロイカより愛をこめて 36 (プリンセスコミックス)
青池 保子
4253194567

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