『それでも町は廻っている』3~8

それでも町は廻っている 3 (ヤングキングコミックス)
石黒 正数
4785928271



借りて読了。

アニメに惹かれて借りて読んだ一、二巻がとっても楽しかったのでひきつづき借りて読みました。
これで最新刊に追いついたのかな?

丸子商店街のメイド喫茶シーサイドのアルバイト、女子高生・歩鳥を中心に、普通の人びとの普通の日常を、面白おかしくときにほろりとえがく、基本的には日常コメディーマンガです。

私立探偵志望のヒロイン・歩鳥の単純馬鹿ゆえの素直で楽しい存在感と、彼女をとりまくひとびとのやっぱりちょっとアホっぽいけど、かれらなりに日常を営んでいる姿がいとおしい、ご町内丸ごと主人公みたいな、平和でのんびりなほのぼの感が素敵です。

このマンガが普通の日常マンガとちと違うのは、その平和な日常がタダで与えられているわけではなく、何かをきっかけに崩壊してしまうかもしれない、という不安要素がときどき描かれるところ。それが、平和な日常というものがどれだけ貴重で大切なものかということをあらためて認識させてくれるんですね。

普段はおバカな歩鳥は、そこのそころをきちんとわかってるヒロインです。
だからみんなに愛されるんだろなあー。
商店街のひとびとはみんな歩鳥を小さい頃から見守ってて、全員親戚みたいなかんじです。

とくに喫茶店のオーナーと古物商のおねえさんは、幼い歩鳥に多大な影響を与えた人物として描かれてますが、それもごくさりげなく、連作短編のあちこちにちりばめられるようにして描かれていくので、すこしずつあきらかになる人物関係や過去を味わいながら楽しみました。

青少年が主役らしく、色恋沙汰もそれなりに折り込まれてますが、すべて片想いの一方通行で、誤解とすれ違いがあまたの笑いを生みだす展開になってて、これがまた笑えます。

ヒロイン歩鳥に想いを寄せる魚屋の息子・真田くんと、真田くんに想いを寄せる歩鳥のバイト仲間・タッツンこと辰野俊子の、まったくお互いを理解し合わない様子が、ほんとにおかしくてしようがない。

とくに真田くんの片想いのきっかけエピソードには爆笑しました!!!

歩鳥の家族も年の離れた弟妹や、顔の出てこない「おとうさんとおかあさん」とのやりとりがいかにも家族らしくって笑ってしまうし、最近では親戚関係も増えてきて、ほんとにこの人たち日本のどこかにいるんじゃないかとおもってしまうほど存在感があります。

そしてわたしが中で一番気に入ってるのが、歩鳥のひとつ年上の友人・紺先輩です。
「ひねくれた猫」みたいなたたずまいの美少年のような紺先輩は、歩鳥と正反対の感情が表にでない性格。でも、登場するたびに意外な素顔で楽しませてくれます。
嬉しさを素直に表せない、ちょっと照れた顔がかわいいんですよね~。

歩鳥の行動が周囲を振りまわしたあげく、歩鳥が失敗する話。
もしくは周囲(とくに担任の森秋先生)が災難に遭う話。
ちょっとした冒険をする話。
ご町内のイベント話。
歩鳥の弟が主役の話、などなど。

話はかなりバラエティーがありますね。

ときどき、非日常な不思議話が混じりますが、それがまた、淡々と不思議自体には距離をおいて日常的に描かれてちょっといい話になってたりするのが好きだなー。

やーー、すっかりはまってしまいましたw

読む片端から妹に送ってたけど、いま手元にある分はしばらく読み返して、くすくすと楽しもうと思います。


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