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『宮廷神官物語 渇きの王都は雨を待つ』

宮廷神官物語 渇きの王都は雨を待つ (角川ビーンズ文庫)
榎田 ユウリ カトーナオ
4044491062


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読了。

朝鮮王朝風異世界宮廷陰謀ファンタジー。シリーズ三作目。


虎を始祖にもつ王国・麗虎国。ひとの真意を見抜く慧眼児・その実態は野生児の少年・天青は、神官見習いの学び舎での生活にもなじみ、同級の少年たちと悪ふざけもするようになっていた。その夏、麗虎国は旱魃に見舞われていた。水を大切に使うように説く鶏冠の言葉も、王宮暮らしの少年たちの心には届かない。夏休み、友人となった宮廷高官の息子の家に迎えられた天青だったが、町でかどわかしにあってしまう。町では水不足の余波を被った隷民たちが渇きに苦しんでいた。




特殊な存在でありながらも本人は至って天真爛漫な、やんちゃ少年の体当たりな活躍と成長と、彼を見守る青年たちのハラハラが微笑ましいシリーズです。

やっぱり、鶏冠がいいなあ。
鶏冠が被保護者の天青を思ってとるあれやこれやの、不器用な行動がたいそう興味深いwです。
行方不明になった天青を倒れそうになって案ずる様はまるでお母さんw
鶏冠がお母さんなら、曹鉄はというとお父さんにはならずやっぱりお兄さんですね。
この三人の疑似家族的な関係がわたしにはとっても楽しいです。

かれらを巻き込んでいく王宮の陰謀劇は、後宮やなにやらの勢力図があきらかになり、さらに込み入った人物関係が描かれるようになってきます。
このあたり、やはり「チャングムの誓い」を彷彿とさせるところです。

雨乞いのシーンの鶏冠には圧倒されました。

民のために国や王がいるのか。
王と国のために民がいるのか。

相反する信念の対立を予感させる言葉が、たんなる権力闘争劇ではない物語の今後を示唆するようで、楽しみが広がります。

あと、子白虎・ハクのそれとない大活躍も嬉しい。
ネコ科じゃないんじゃない、犬なんじゃない、という疑惑がわたしの胸にきざした事は内緒ですw

つづきも予約しました。

宮廷神官物語 ふたりの慧眼児 (角川ビーンズ文庫)
榎田 ユウリ カトーナオ
4044491070

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