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『図書館内乱 図書館戦争シリーズ2』

図書館内乱 図書館戦争シリーズ(2) (角川文庫)
有川 浩 徒花 スクモ
4043898061


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借りて読了。

検閲がほぼ合法化された近未来。言論と表現の自由を守るために敢然と立ち向かう図書館に所属し、戦闘職として頑張る女の子の恋と成長を描く、ミリタリーアクションラブコメディー。シリーズ第二作。


メディア良化法によって事前検閲が合法化され、メディア良化委員会の武力による超法規的検閲が公然とまかり通るようになった近未来。対抗する法的根拠を持つ唯一の機関となった図書館も武装化し、その図書隊の防衛隊員のなかのエリート部隊・図書特殊部隊に配属された笠原郁は失敗を重ねて教官にしかられながらも日々を着実に過ごしていた。そんなある日、茨城の両親が職場を訪ねるという連絡を受けて郁は大慌て。保守的な両親に防衛隊員として採用された事を伝えられずにいた郁は、両親に自分の職種を隠し通すため上司や同僚に頼み込み、当日は館内業務につくことになった。そして当日。




第二巻はよりキャラクターの個性がわかってくる展開です。

ヒロインの熱血図書士・笠原郁と、保守的な両親とのエピソード。
小牧教官の意外な歳の差恋愛エピソード。
郁のルームメイトで美人の情報屋・柴崎麻子に近づく謎めいた男のエピソード。
郁のライバル?エリート手塚図書士の兄弟間確執が垣間見えるエピソード。

それにさまざまな方向から言論を統制しようとする良化委員会が絡んできて、事はすぐにきな臭くなるのですが、それがないとミリタリー物の意味がないので、まあ当然か。

登場人物は郁を中心に、特殊部隊とそれをとりまくあたりで構成されてます。

郁の上司で、郁より背の低い、郁に振り回されてるけど振り回してもいる堂上教官。
堂上の補佐の人当たりの良い小牧教官。
郁の同期の生真面目エリート手塚。
郁の同期で親友の美人情報屋・柴崎。

特殊部隊の豪快でやったもん勝ちな隊長・玄田。

かれらに玄田の古い知り合いの雑誌編集者や、小牧の幼なじみ、郁の両親、手塚の兄を加えたあたりがシリーズの中心メンバーかな。

あまり詳しくは書かれませんが、図書館の上層部には注意ですw

読んでいて、うわあ嫌だなと思うのは査問会のシーンです。
小牧が受けたのは言いがかりをつけられての拷問そのものだし、郁のも卑怯な手段で陥れられてのものだったので、よけいに嫌な気分でしたが、郁くらいのは現実にもありそうでそれも嫌でした。でもこの辺がリアリティーに繋がってるのかもなあとも思ったり。

そういう、図書館が武装化してドンパチする、という基本設定以外の部分での細部はきめこまやかに現実に即していて、図書館業務のあれこれなど興味深いです。

あと、恋とアクションと様々なかけひきを楽しく読んでいるうちに、言論の自由がなぜたいせつなのかということが飲み込めてくるのもいいなと思います。

本を読んだり、書いたりするひとだけでなく、社会全体のありように関わってくる重大なことなので、他人事ですまさないでほしいなとわたしも思っているので。

うれしいことに作者さんの熱はまだまだ上昇中です。

そして、堂上教官の正体wにようやく気づいた郁の運命やいかに(笑。

書き下ろし短編「ロマンシング・エイジ」が併録されてます。


図書館危機 図書館戦争シリーズ3 (角川文庫)
有川 浩 徒花 スクモ
404389807X

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