『キスよりも遠く、触れるには近すぎて ヴィクトリアン・ローズ・テーラー』

キスよりも遠く、触れるには近すぎて ヴィクトリアン・ローズ・テーラー (ヴィクトリアン・ローズ・テーラーシリーズ) (コバルト文庫)
青木 祐子 あき
4086015587


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読了。

ヴィクトリア朝のイギリスを舞台に仕立て屋と公爵家の跡取りの身分差恋愛を描く、ロマンス時代小説。シリーズ二十四冊目は番外短編集。

収録作品は以下の通り。


七日目の憂鬱
キスよりも遠く、触れるには近すぎて
彼の懐中時計
石の王子と花姫の結婚

あとがき



「七日目」はジャレッド登場話。
ジャレッドの個人事務所のひとたちも登場してかれのひととなりの一端が判明します。
個人事務所ってなんかうさんくさい名前ですが、いまなら私立探偵とか名乗るんでしょうね。きっと。
話もミステリ仕立てで、こういう話も面白いなと思いました。

「キスよりも遠く」はクリスとシャーロックの恋愛中です、なお話。
なんだかだいって、シャーロックはクリスにいろいろ甘やかされてるよなーと思います。
包容力はクリスの方が大きいと見たw
シャーロックは保守党なんだろうけど、じっさいはどういう政策をしてるんだろう……。

「彼の懐中時計」はアントニーくんの苦労話。
シャーロックになんでもかんでも言いつけられて、それは信頼の現れなんだろうけど、一日中走りまわされているアントニーくんに深く同情いたします。
だけど、このむちゃぶりをこなしているうちにアントニーくんはどんどん使えるようになってますよね。シャーロックをしのぐ有能さを手に入れるのも遠いことではないかと。
もしかしたらそのうち影の権力者になれるかもしれないよ、がんばれwww

「石の王子と花姫」はシャーロック父とシャーロック母の恋愛話。
なんという慇懃なひねくれもの若アルフレイドwww
なんという天然美少女ソフィアさんwww

手紙のやり取りに吹き出してしまいました。後半、アルフレイド絶対に焦ってるよね焦りまくってるよね。

競走馬の繁殖を手がけていた父親の息子が馬嫌いなんてなんという皮肉でしょうかww
ここでもまたオークスが重要なイベントになってて、親子二代で、とまたほほ笑ましくなりました。

ハクニール家編を読んだときからとても楽しかった夫婦の若かりし日々を読めてたいそう楽しかったです。

あと、イラストレーターあきさんのおまけまんが「シャーリーの憂鬱な毎日」。
子供嫌いな人は自分が子供なのよ、シャーリーw

物語世界も登場人物もずいぶん深みを増してきたなーと、感慨深い一冊でした。
つづきが楽しみです。

恋のドレスと花ひらく淑女 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー (ヴィクトリアン・ローズ・テーラーシリーズ) (コバルト文庫)
青木 祐子 あき
4086015676

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