『伯爵と妖精 愛の輝石を忘れないで』

伯爵と妖精 愛の輝石を忘れないで (コバルト文庫)
谷 瑞恵 高星 麻子
4086014718


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いただいて読了。

ヴィクトリア朝イギリスを舞台にした妖精博士とたらし伯爵のロマンティックファンタジー。シリーズ……何冊目なんだろう?; 「永久の想いを旋律にのせて」のつづきです。


妖精国へと至る道をどうにか見いだしたリディアとエドガー。しかしエドガーはリディアを守るためにプリンスとして組織の中に入り込んだ。プリンスとして振る舞ううちに内なるプリンスの魂に侵食されていくエドガーの傍らにはアーミンがいた。アーミンはフランシスの意向によりエドガーを監視していたのだ。エドガーと離れたことに不安を覚えつつ、リディアは伯爵夫人として妖精国への旅立ちの準備を進めるが――



複雑になった物語のあらすじはどうにもうまくまとめられません;

そもそも、なんでふたりは妖精国に行かなければならなくなったんでしたっけ?
根本的な所を忘れています、しようもない鳥頭の読み手です。

フランシスってだれだっけ、という疑問は読んでるうちになんとなく溶けました。新婚旅行で出会った自称医者でしたね。恋人が異界に行ってしまったという……それがもう何百年も前の話とは想わなかったけど;

とりあえず、エドガーはプリンスになったと偽って組織を中から崩して行こうとしているところです。
疑われないようにプリンスらしくふるまううちに、プリンスの魂がふくれ上がって行くのを感じてます。
リディアへの想いを支えにがんばるエドガーの奮闘がつづきますが、子犬のエピソードがかわいいですw

リディアは不安を抱えたままですが、こちらは支えてくれる仲間がたくさんいます。
しかし、そのなかで受難なのがニコ。なんども組織の手に落ちかかってます。
ニコが大変なのでレイヴンは気が気ではありません。
そのレイヴンをフォローしなければならないケリーちゃんがさらに大変です。
せめてレイヴンの誤解くらい解いてあげたいですね。

読んでいて、エドガーの話はごくシリアスなのに、リディア周辺に移るとコメディーになるのがおかしかった。
登場人物が多くて勝手なことばかりしてるので、やりとりが深刻化しないんですよね。
ニコとレイヴンとケリーちゃんしかり、ニコとケルピーしかり、ロタとポールしかり。

エドガーとリディアのさりげなく艶めいた会話も、どたばたにまぎれてあれっとおもうまに蹴散らされていきます。

なんとなく、この雰囲気がこのシリーズの定番のように思えてきました。
「月なき夜は鏡の国でつかまえて」のあたりからかな。

船出してからの展開はさらにどたばたで落ち着きませんが、さりげなくファンタジー色が濃くなっていくのが興味深い。

あまりにもさりげないのがちょっと不満なんですが、メインがロマンスなので諦めます。

つづきはとうに出ていますが、すでにどのタイトルなのかわからなくなっているわたしです;

あ、これかな?

伯爵と妖精 あなたへ導く海の鎖 (伯爵と妖精シリーズ) (コバルト文庫)
谷 瑞恵 高星 麻子
4086015005

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