『金星特急 2』

金星特急 (2) (ウィングス文庫)
嬉野 君 高山 しのぶ
4403541534


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読了。

謎の美女・金星の花婿になるためにミステリートレイン“金星特急”に乗り合わせた男達の、死と隣り合わせのSFロードノベル。第二巻。

不安定で混沌とした近未来の地球で、候補者を血も涙もなくふるいにかけて誰も知らない目的地に突き進んで行く、“金星特急”。
それぞれの思惑から列車に乗った、錆丸、砂鉄、ユースタスの三人組の見舞われるアクシデントと同時に物語世界が次第に明らかになって行くのが面白い、なんとも説明しがたい物語です。

そもそも花婿を募集している金星とはなにものなのか。
なぜその花婿になるとこの世の栄華が思いのままになるのか。
そして候補者を金星の元に連れて行くという金星特急はどこを目指しているのか。
しかも、金星特急の候補者振り落とし方法がひどくて、脱落者はすべて死に至るという恐ろしさ。

謎ばかりのなかでの生き残りは、野生の勘と培った経験、つよい生存本能に強烈な運が必須な模様。

発車間際に知りあって、たまたま(?)行動を共にすることになった三人組の個性とやりとりもキャラが立っていて面白く、かれらのサバイバルがつづくストーリーそのものの奇想天外ながらも筋の通った展開で興味深く、金星特急をとりまく各国の思惑が意味するものを想像して、ぐいぐいと読まされてしまいました。

相変わらず、話の行方はまったく見えませんが、おかげでこれからどうなるのーという好奇心が募ってなりません。

シリーズはこの時点で五巻まで既刊の模様。

しかしわたしは事情によりまだ三巻も手にしておりません。
はやくよみたい……。

金星特急 3 (ウィングス文庫)
嬉野 君 高山 しのぶ
4403541615

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