『嘘つきは姫君のはじまり 千年の恋人』

嘘つきは姫君のはじまり 千年の恋人 平安ロマンティック・ミステリー (嘘つきは姫君のはじまりシリーズ) (コバルト文庫)
松田 志乃ぶ 四位 広猫
408601548X


[Amazon]

読了。

平安朝を舞台にした身分詐称の宮廷ロマンス小説、シリーズ十一巻の完結編。

権勢を誇る藤原家の隠し子の姫として主の馨子の代わりに内裏に上がった侍女・宮子の、ミステリあり誘拐あり陰謀ありの恋愛小説。

シリーズはじめはミステリ分が濃いめで、それがわたしのツボだったのですが、次第に恋の三角関係がメインになって、しかも主役二人のその雰囲気がめちゃ糖度が高く、秘するが花みたいなのが好きなわたしにはどうも居心地が悪い展開になってしまいました。

それにミステリがどんどん減ってくし;

読み終えて、おーい、と思ったのですが、ほかの方の感想を読んでみて、この話は「史実を曲げずにいかにして宮子の恋を成就させるか」がメインの、読み手に向けたミステリだったのかーとようやくわかりました。

それって史実を知らない、物語だけを楽しんでいるひとにはあまり親切ではないのでは………、いや、ロマンスメインで読んでいれば十分なのか………。

そのほかには、平安朝の日常生活のあれやこれやをたのしみにして読んでいたわけですが、貴族の生活と庶民の生活の落差や武家の台頭を読んでいて、あら、これって今年の大河ドラマの先取りかもしれないと思ったり。

もともとわたしは平安朝の宮廷絵巻が大好きというわけではないので、庶民生活との落差を描いてくれたのは嬉しい点でした。

さらわれて救出劇が多かったのと、東宮があまり好みではなかったのがわたしの敗因だったかなー。

キャラクター的には文句を言いながらもみんなの世話を焼いてくれて、そのわりに報われない蛍の宮が一番のお気に入りwww
先日刊行されたばかりの番外短編集も、蛍の宮の話は読んでみたいなあと思います。

嘘つきは姫君のはじまり 貴公子は恋の迷惑 平安ロマンティック・ミステリー (嘘つきは姫君のはじまりシリーズ) (コバルト文庫)
松田 志乃ぶ 四位 広猫
4086016168


嘘つきは姫君のはじまり 夢見るころを過ぎても 平安ロマンティック・ミステリー (嘘つきは姫君のはじまりシリーズ) (コバルト文庫)
松田 志乃ぶ 四位 広猫
408601615X

Comment

Comment Form

管理者にだけ表示を許可する

Trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)