『宮廷神官物語 書に吹くは白緑の風』

宮廷神官物語 書に吹くは白緑の風 (角川ビーンズ文庫)
榎田 ユウリ カトーナオ
4044491127


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読了。

元気な男の子が宮廷の陰謀の中で走り回る、朝鮮王朝風異世界ファンタジー。
シリーズ九冊目は外伝短編集です。


書に吹くは白緑の風 ――天青、就学直前の譚――
宮廷女官ものがたり ――初夏、井戸端の譚――
舞姫は夢を見る ――秋、競い舞の譚――ノベル&コミック
御膳女官ものがたり ――遥かに高き、石塔の譚――
少年たちはノリゲをさがす ――忘られぬ、恋唄の譚――
ケナリの精は舞う ――春爛漫、再会の譚――

あとがき



田舎育ちの野生少年・天青が慧眼児であることを鶏冠に見いだされて、宮中で暮らすために神官書生になり、宮廷の権力闘争に巻きこまれ、いろんな事件を仲間たちと乗り越えていくシリーズの外伝集です。

地に足のついた端正な文章と、キャラの立った印象的な登場人物の楽しいシリーズで、今回も安定した楽しさを満喫できました。

いつもははたから支える役割の脇役のひととなりがわかるのと、おなじみキャラクターのお約束イベントが目白押しでたいそう面白かったです。

天青はまだ無邪気さの多いやんちゃさがかわいいし、鶏冠は心配性で苦労性で女装の似合いすぎて気の毒だし、櫻嵐姫の器の大きないい男っぷりにはキャーと黄色い悲鳴を上げたくなります。しかも、彼女意外と可愛いし!

そのほか、御膳女官のはなしに「チャングム」を思い出したり、神官書生のあこがれ櫻嵐姫付き女官の紀希ちゃんの特技にびっくりしたり、いやほんと、ただただ楽しんで読みました。

どこにもひっかからずに無心に楽しめる娯楽小説ってよいですねー。

子犬たちがじゃれあってるような神官書生たちのわらわら感も好きですわー。

シリーズはこれから佳境みたいですが、はやく続きを読めるといいなと思います。
すでに刊行はされてるんですけどねorz

宮廷神官物語 運命は兄弟を弄ぶ (角川ビーンズ文庫)
榎田 ユウリ カトー ナオ
4044491135

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