『夢の上 サウガ城の六騎将』

夢の上 - サウガ城の六騎将 (C・NOVELSファンタジア)
多崎 礼 天野 英
4125011990


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読了。

異世界ファンタジーシリーズ『夢の上』の番外短篇集。


世界で一番速い馬
天下無敵の大盗賊
汝、異端を恐るることなかれ
あの日溜まりの中にいる
約束
手紙
あとがき



『夢の上』本編にて、ケナファ騎士団所属の騎士として登場する脇役たちに焦点を当てた、番外編的な短篇の連作集です。

本編未読でも読める、と書いてありますが、これはやはり読了後に読んだほうがいいでしょう。
あるいは、本編の記憶のあるうちに、と言い換えたほうがいいか。
というのも、本編既読でなおかつ鳥頭な登場人物ほとんどが誰ですか状態になってしまったわたしが読んだところ、いまいちピンとこず、そこで本編を再読して臨んだら、涙涙の連続となってしまったという経緯があるからです(大汗。

やはり、外伝というものは本編あってこそ深みを増し、輝きをつよくするものだと思いました。

とくに、巻末に収録のアーディン視点「手紙」は、本編をまるごと内包しているようなつくりになっているので、本編必読です。

ファンタジー要素はほとんど感じられない作品集になりましたが、それが初読の物足りなさの理由だったかもと今気づきましたが、脇役たちの物語が本編の豊かさを増していく作品集だったなと思いました。

面白かったです。

リレー形式での一人称とか、締めくくりの言葉の繰り返しとか、物語ることの形式にもこだわってるところが、作者さんならではだなあと、楽しかったです。

欲を言えば、イズガータ様とエシトーファの話も読みたかったなあー。

ふと、ギモン。
ダカールって外見年齢どれくらいになってるんだろう。
もしかして、生まれついての場合は時空を消費しないのだったか←もう忘れてます。


本編開幕編はこちら。
夢の上〈1〉翠輝晶・蒼輝晶 (C・NOVELSファンタジア)
多崎 礼 天野 英
4125011230

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