『金星特急 3』

金星特急 3 (ウィングス文庫)
嬉野 君 高山 しのぶ
4403541615


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読了。

絶世の美女・金星の花婿となるために命をかけて乗る列車・金星特急。しくじれば死に直結する試練の道行で乗り合わせた男たちの変化していく関係を描く、未来冒険サバイバル(SF? )。シリーズ第三巻。

列車は中央アジアへ。

そこで待ち受けていたあらたな試練とは、現地の傭兵集団・月氏の入団テストでした。

前回は山越えの試練だったので体力勝負でしたが、今回は戦闘力と機転の勝負?

意外なことに、ここで砂鉄の過去と金星特急に乗った経緯が明かされます。
こんなどろどろしたファミリードラマが砂鉄の背景に横たわっていたとは、まったく思わなんだでございます。

それと金星特急って男にしか関係ないのだと思ってたけど、女にもなにかあるらしいということがわかってきたり。

新しく登場したキャラクター「殿下」のおかげで、白バベルと黒バベルの名前の由来から、未来っぽいとしかわからなかったこの世界の設定がすこしだけ見えてきたりもします。

殿下絡みではユースタスの背後関係もわかってくるし、だんだんとスリルとサスペンスで引っ張ってきた話に深みが出てきて、そのかわり物語の範囲が特定されてきた感じですね。

というわけでストーリーも抜群に面白いのだけど、キャラクターの個性がしっかりと立ってるのもこの話の魅力です。

暗い過去を背負った一匹狼・砂鉄の魅力は言うまでもなく(笑)
不幸な生い立ちながらも屈託の無い錆丸少年のあかるさと意外性もたのしいし(笑)

しかしなんといっても今回のわたしてきな目玉は、美貌の大食い騎士・ユースタス(笑)
なんというか……とってもかわいい!
かわいくてかわいくて、読みながら何度もにまにまと笑ってしまいました←

月氏の幹部たちもさまざまな曲者ぞろいで、読んでてほんとうに飽きない。
ストーリー小説としてもキャラクター小説としても面白くてたのしいシリーズです。

さて、今回はわたしにしてはめずらしく四巻も手に入れているのです。
さっさと続きを読みたいのだけど、さらにその続きを入手してからのほうがいいかしらとちょっと悩み中。

金星特急 (4) (ウィングス文庫)
嬉野 君 高山 しのぶ
4403541682

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