『太陽神の司祭 下 ヴァルデマールの嵐第一部』

太陽神の司祭 下 (ヴァルデマールの嵐1) (創元推理文庫)
マーセデス・ラッキー 山口 緑
4488577199


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読了。

日常の書き込みが楽しい異世界ファンタジーシリーズ「ヴァルデマール年代記」の「ヴァルデマールの嵐」三部作の第一部下巻。


大陸の東部から迫る帝国の脅威に対抗するため、西方ではばらばらだった国と人々が集まって同盟を結ぼうとしていた。カース国大使ウルリッヒの書記として長年の敵だったヴァルデマールに随行した青年カラルは、シン=エイ=インの孤独な魔法使いアン=デシャと出会った。ふたりは異邦人である境遇に共感しあい、友情を結んだ。アン=デシャは悪質な魔法使い〈隼殺し〉のモーンライズに長く肉体を乗っ取られていて、いまはその後遺症に苦しんでいた。かれは前ぶれなく訪れる予感と自分の感情の暴走に恐怖を抱いていたのだ。ほどなくアン=デシャの恐怖は故のないことではないことが判明する。突然、大陸全土を原因不明の大きな力の波が襲いはじめたのだ。



まずはひとこと。
東の帝国のトレメインさん、語りすぎですw

上巻にひきつづき、カース国の書記カラルと元モーンライズのアン=デシャ、東の帝国の遠征軍大将のトレメイン大公を視点人物に話は進みます。

一番主役らしい主役であるカラルは、慣れない場所で慣れない事態と知らないひととのかかわりで、いろいろと困難に出会いつつも大きな猫のサポートを受けて順調に成長中です。

アン=デシャはかなり話の都合に合わせてうごかされてる気がしますが、こちらも基本的には前向きにすすんでいる模様。

気の毒なのは西方征服を命じられた次期皇帝候補のトレメイン大公ですねえ。
なにが気の毒かというと、帝国の状況説明を一手に引き受けさせられながら、劇的なシーンがあんまりもらえてないところ。
ひとりで悶々としているところばかりで、だんだん過労死が心配になってきてしまいましたw

お話は謎の衝撃波が襲ってきてから大きく動き出したもようです。

ヴァルデマールのにおける技術者たちの登場と活躍が、カラル絡みで楽しいです。

個人的に特筆すべきなのは、これまでおもに奇跡的な役割を担ってきた特別な馬が日常化してしまったあとで現れた大きな猫アルトラくんの存在です。

猫っていいものですねwww

あと、カラルの師ウルリッヒさまに萌え〜。
途中からこれはなにかのフラグに違いないと涙目になってました。

つづきはもうじき発売予定だそうです。
帝国の叛逆者 上 (ヴァルデマールの嵐2) (創元推理文庫)
マーセデス・ラッキー 山口 緑
4488577202

帝国の叛逆者 下 (ヴァルデマールの嵐2) (創元推理文庫)
マーセデス・ラッキー 山口 緑
4488577210

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