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『金星特急 7』

金星特急 (7) (ウィングス文庫)
嬉野 君 高山 しのぶ
4403541860


[Amazon]

読了。

世界中でひとつの言語=世界語(サンズイに語)を話すようになった世界で、絶世の美女・金星の花婿を募集する謎の列車に乗り込んだ男達と、消息不明になった女の子たちの行方を描く、ファンタジーシリーズの第七巻にして完結編。


「俺はこれ以上、大好きな女の子が世界中から悪口を言われるのを、聞きたくない」。無関係の人々がつぎつぎに樹に変えられていく状況に、双方向になったトカゲカメラを通じて訴える錆丸。その言葉は金星の心にまでは届かないようだった。政府軍と反政府軍の激突が秒読み段階のグラナダで、戦争を止めたいと願う錆丸は、協力者とともに全世界に向かって自分の所在を明かし、金星にプロポーズした。「君に会いたい。金星特急をグラナダによこして欲しい」錆丸を捉えるために殺到する黒耀率いるイェニチェリたち。月氏の若き幹部たちは、金星特急の到着まで錆丸を護りきる覚悟を固める。



面白かった。
とっても面白かったです。

もう、何を書いてもネタバレの状況で、言えるのはただ面白かったの一言です。

ひとりひとりのキャラクターに関するあれこれも、いろんな劇的なシーンも、さまざまな人間関係も、軽口めいたやりとりも、みんなみんな、ネタバレなしには書けません。

だって、これで完結なんですから。

と、これで終わるのも不親切なのでちょっとだけ。
すこし距離を置いて眺めて見ると、この話、設定はSFですよね。
歴史改変SF。それも改変されてることが登場人物に明かされるもの。
種類としてはフルメタに近いのかな。

でも、描き方はファンタジーだなと。

SF設定をファンタジーの文法で書いた物語だったのだなあと、いまは思ってます。

だから、読後感が穏やかなんだと思うのです。
たぶん、SF文法で書いたらどーんと暗くなってたんじゃなかろうかと。とくに兄妹関係が。

ということを、読みながら頭の片隅でずっと検証していたわたしって……。
同時に砂鉄とユースタスのシーンでキャッキャしてたことも告白いたします。

大きな仕掛けも小さな仕掛けも、込み入った人間関係もこまやかな心理描写でも楽しませてもらったお話でした。

読めて幸せです。
まだまだ読み返して楽しみたいです。

前述の黒と白の変化も楽しかったですが、殿下と妹姫も楽しかったなー。
とくに殿下に対する評価は劇的に変わりました。

うっすらとはわかってた錆丸関係も、あらためて語られると感慨深かったですし。

夏草さんも三月も、女の子たちのこともきちんと書かれていてよかったです。
いちばんかわいそうだったのは……名前のないひとでしたね。

ところで、ピアスはどうなったんだろー?

番外編が書かれる予定らしいので、それも楽しみにしています。

シリーズ開幕編はこちらです。
金星特急 (1) (ウィングス文庫)
嬉野 君 高山 しのぶ
4403541488

Comment

完読おめでとうございます

こんにちは!金星特急完読おめでとうございます~。
私もつい昨日夜読み始めたら止まらなくなって読み切ってしまいました(笑)。
私は錆丸の成長が一番面白かったかなあ~。
ゆめのさんにも気に入っていただいたみたいで、おすすめさせていただいてよかったです!e-454

読み終えました!
途中から「これは一気に読んだほうがいい」と思い立って、完結まで積んでおいた甲斐がありました。
とっても面白かったです。
錆丸はぐんぐん大人になっていきましたね〜。
最後のシーンはすごく感慨深かったです。
おむらさんにはすてきなお話を紹介いただいて大変感謝しています。
ほんとうにどうもありがとうございました。

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