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『封殺鬼 クダンノ如シ 上』

封殺鬼 クダンノ如シ 上 (ルルル文庫)
霜島 ケイ 也
4094522182


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読了。

第二次大戦前夜の日本を舞台に、陰陽師の一族を統べる少女の巻き込まれる怪異な事件と不器用な恋を描く、伝奇シリーズ「封殺鬼」の新作。上中下の上巻。

シリーズの何作目なのか、数えてみようとしたのですが、えーと……。
最初のシリーズは現代物で、その合間に過去編が挟まってて、そのなかに今のシリーズの桐子ちゃんが出てくる作品もあって、時代を過去に移してのシリーズ再開にあたりその過去編があらたに刊行し直されたりしたので、今のシリーズのカバーに書かれてるタイトルだけなら、五作目なのですが……。

年表でもあればいいのに……。

説明に困るシリーズですが、とっても面白いです。

ひたひたと湿気を感じる日本的な風情のある言葉遣いに、キレのあるアクション描写で、文章的にも大好きな作品であります。

それと、軍部の台頭でどんどん不穏になっていく日本の、時代の空気や風俗が感じられるなかで起きる、怪異な事件の描写がとても不気味で、わくわくします。

今回は、なんとヒロイン桐子ちゃんが女学校に潜入、ということで、なかなか新鮮な展開になってます。
しかも、女性キャラがメインであらたに二人も登場。
いきなり親友宣言されて戸惑う桐子ちゃんが可愛いです。

なんとなく、作品全体のテーマが友人みたいだなと思ったりしました。

「友人」の定義って、人それぞれだよなーとも思ったり。
たとえば「知り合い」と「友人」の境目ってどのあたりなのかしら。
奥深いな「友人」の世界……。遠い目。

それにしても、桐子ちゃんはほんとうに可愛いなあ。

桐子ちゃんのツンデレっぷりはあいかわらず、とてつもなく可愛いです。
武見くんだけでなく、誰に対しても、ツンデレなんだものwww

そうしてすこしずつ人生を豊かにしていく彼女を見守る、平安時代から生きてる鬼たちの存在が切なくてねー(涙。

小さい小さいと思ってた女の子が、いつのまにか恋をするお年ごろになってたのを認識して、じたばたする聖(鬼の片割れ)の気持ちが、いつになくしみじみと胸に迫ってしまって、泣きそうになってしまいました。

人は成長して、歳をとっていくものなのですよねー。

歳をとっても成長しないものにはならないように、がんばらないとねー。

既に刊行済みのつづきがはやく読みたいです。

封殺鬼 クダンノ如シ 中 (ルルル文庫)
霜島 ケイ 也
4094522212

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