『雨の日、ぼくは釣りに行く』

雨の日、ぼくは釣りに行く
図子慧
B00BC3G9HM


ちょっと不思議な青春小説。

しばらく新作を拝見していなかった作者さんの、個人出版本。
わたしとしては、初めて購入したKindle本です(無料セール中でしたが;)。

鬼畜系眼鏡美少年に追いつめられていく女子高生ヒロインの心理サスペンス風味の恋愛ものに、正体不明の釣り人という不思議要素が違和感なく絡まってくる、作者さん独特の雰囲気が味わえるお話でした。

なんといっても、この作者さんの持ち味は男のシャープな色気です。
なにげないしぐさや身体の描写から、フェロモンがむんむんと立ちのぼってくる。

サディストの態度に隠された、ヘタレだったりかたくなだったりする心理的な弱さ、人間的欠落にも、ヒロインと一緒に魅力を感じてしまいます。

現実には、こんな男絶対に願い下げだと思うのですがねえwww

ところで、この話、『禁猟区』のタイトルで刊行された本に併録されていたそうです。
『禁猟区』は買って読んだはずなのに、まったく覚えていなかった自分に、毎度ながらかなりがっかりいたしました。トホホ。

絶版ですが書影があったので載せてみます。
禁猟区 (集英社スーパーファンタジー文庫)
図子 慧 須賀 邦彦
4086132850

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