『ラブオールプレー』

ラブオールプレー (ポプラ文庫ピュアフル)
小瀬木 麻美
4591122689


[Amazon]

読了。

青春バドミントン小説。

中学時代、バドミントンが大好きで、指導者のいない部で自分たちなりの工夫をしながらバドミントン漬けの生活を送ってきた水嶋亮。
部活を引退し、進路が決まるまでバドミントンが出来ないと憂鬱になっていた彼の下に、県下でも有数の強豪・横浜湊高校からスポーツ推薦の誘いがかかった。両親の心配を思い、スポーツコースではなく進学コースへ進むことにした亮は、才色兼備の姉の指導もあってなんとか合格。それからはバドミントンへの思いを同じくする仲間たちと、ずっと先を行く先輩たちにかこまれた、厳しく熱くたのしい高校生活が始まった。



面白かった〜。

題材がめずらしいなと目をつけていた本で、たまたま本屋で見つけたので買ってきてみたのですが、これが大正解。

健全で爽やかな、とにかくバドミントン一直線な高校生活を描いた、青春小説でした。

ピュアフル文庫はラノベとはちょっとちがう、ほのぼのした毒のないお話が多いのかなという印象でしたが、今作の場合、それがものたりなさにはつながらなかったのがよかった。

ちょっといじわるな天才プレイヤーと、地道な努力家の先輩たち。

情熱家だったり、繊細で人との距離をとりたがったり、仲の良すぎる双子だったり、バドミントンは初心者だけど明晰な頭脳で戦術を指南してくれたりする、同級生たち。

ひろい視野と懐を持ち、理論的に部員たちを指導していく、情熱あふれる指導者。

人間関係には恵まれていて、だから嫌なことはあまり起こらず、ひたすら目標をめざして努力する姿が、熱いです。

ひとつのことに熱中し、努力した経験は、その後、どんな人生を歩むことになっても、けして無駄にはならない、かれらの血肉となって支えてくれる大切な経験になるんだろうなあ。

時間を無駄にするなという言葉は、ものぐさなわたしにはたいそう耳の痛いものでありましたが、たしかにそうだよなーとしみじみいたしました。

自分の人生の傍観者になっては、いけないですよね;

面白かったのでつづきも読んでみたいです。
どうやら、つづきといってもそのままの続きではなく、先輩だった天才プレイヤー視点のお話の模様。

(P[こ]4-2)ラブオールプレー 風の生まれる場所 (ポプラ文庫ピュアフル)
小瀬木 麻美
4591128881

Comment

Comment Form

管理者にだけ表示を許可する