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『サイモン・アークの事件簿 I』

サイモン・アークの事件簿〈1〉 (創元推理文庫)
エドワード・D. ホック Edward D. Hoch
4488201083


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読了。

二千年生きているらしいサイモン・アークを探偵役とする、オカルト風味のミステリ短編集。第一巻。

収録作品は以下の通りです。


死者の村
地獄の代理人
魔術師の日
霧の中の埋葬
狼男を撃った男
悪魔撲滅教団
妖精コリヤダ
傷痕同盟
奇蹟の教祖
キルトを縫わないキルター

サイモン・アーク登場 木村仁良



サイモン・アークとは、人生の始めはプリミティヴなキリスト教の宗派コプト教の僧侶(?)として、いまは世界をまたにかける悪魔教の専門家として、二千年の時を生きているとほのめかす、非常に博識で経験ゆたかな人物です。

奇怪な事件の取材で偶然サイモン・アークと知り合った氏名不詳の語り手が、サイモン・アークの名推理を描くのが、この短編集。

オカルト探偵というふれこみにつられて読んでみました。
期待しているのはもちろん、超常現象です。

結論。ふつうにミステリでした。

発表順に並べられた作品の、いちばん奇っ怪だったのが第一作で、時代を追うごとにどんどんオカルトが単なるアイテム化していくのですね。

わたしがもっとミステリの謎解き好きならもっとちがうのかもしれませんが、いやー、ほんとにわたしはミステリに素養がないのですねー。

散りばめられた悪魔教関係のあれこれも、キリスト教関連のあれこれも、目新しいものはなかったので、それも残念でした。

そういえば、悪魔教という単語はちょっと新鮮だったかも。
これまで読んできたものでは悪魔崇拝というのがスタンダードだったような。

悪魔教といっても土台はキリスト教なんだろうなー、とか。
サイモン・アークの活動範囲はアフリカからヨーロッパ、西アジア辺りまでのようですが、これってほぼ地中海世界だよなー、とか。
そこに、開拓でアメリカが加わったわけだなー、とか。
ロシアはロシア正教絡みで足を踏み入れてるみたいだな、とか。
アジアは守備範囲外なのかしら、とか。

読んでいて、話とはまったく関係のない方角に妄想が膨らんで困りました。

しまいにゆきついたのは、サイモン・アークの母語はなんだろうか、でした。

それと、発表年代が1960年代から2000年代にまで渡っているので、それぞれの時代がうっすらと反映されてるのが興味深かったかも。

サイモン・アークの事件簿Ⅱ (創元推理文庫)
エドワード・D・ホック 木村 二郎
4488201105

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