『王子とワルツと懐中時計 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー』

ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 王子とワルツと懐中時計 (ヴィクトリアン・ローズ・テーラーシリーズ)
青木 祐子 あき
4086017229


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読了。

ヴィクトリア朝を舞台にした身分差ロマンスシリーズ。本編完結後の番外短編集。


二年目の舞踏会
彼の懐中時計2
青い弾丸の騎士
おにいさまと秘密の写真

あとがき



仕立て屋と公爵家の嫡男の、ミステリ風味のロマンス(コメディー)シリーズです。
このシリーズの読みどころはなんといってもヒーロー役であるシャーロックの愛らしさですね。
身内にいるととんでもなく面倒くさそうな男ですが、傍から見ているとたいへんに面白可笑しくたのしめます。

「夫は犬と思え」とかいうタイトルの本を目にしたことがありますが、シャーリーはまさに犬だな。クリス一筋の血統書付きの犬。
それも相当に独占欲の強くてわがままなwww

シャーリーのわがままでヘタレでへそまがりな可愛さと、かれにふりまわされる周囲の迷惑さが随所でたのしい一冊でした。

「二年目の舞踏会」は薔薇色の古くからの顧客パトリシアの“恋とはどんなものかしら”なお話を軸に、結婚二年目を迎えた主役カップルのその後を描くお話。

「彼の懐中時計2」は、シャーロックの従僕アントニーくんの、本編中の苦労話。

「青い弾丸の騎士」は、謎めいた便利屋ジャレッドの背景が判明するお話。
シャーロックの父アルフレイドの過去もついでにわかります。

「おにいさまと秘密の写真」は、リルちゃん視点の薔薇色の日常。
アントニーくんが後見を務めるエドくんが久しぶりに登場しますが、メインはやっぱりシャーロックだったというお話。
シャーロックはリルちゃん相手のときがいちばん素を出している気がします。
相手が子供だと思って油断しているけど、リルちゃんはそんなおにいさまをかなり娯楽化している模様。

考えてみるとリルちゃんがいちばんシャーロックを手玉に取ってますねwww

というわけで、今回もシャーロックを堪能させていただきました。

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