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『緋色の十字章 警察署長ブルーノ』

緋色の十字章 (警察署長ブルーノ) (創元推理文庫)
マーティン・ウォーカー 山田 久美子
4488273092


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読了。

フランスののどかな村で起きた殺人事件を、村でただひとりの警官にして警察署長が捜査する、風光明媚な小村の風景に悲惨な歴史がうかびあがる、歴史観光警察ミステリ。

フランスが舞台ですが作者はイギリス人のベテランジャーナリストだそうです。

それで色々と腑に落ちました。

とにかく、フランスのサン・ドニという村の描写がはんぱなくこまやかです。
壁画で有名なラスコー洞窟はここにあるそうです。
美しい景観や、親しい近所付き合いや、四季折々の生活の営み。
もちろん、美食に関する文章も盛りだくさん。
女性の話題もそこかしこに。

ひとことでいえば、アラフォー警察署長ブルーノの、優雅な独身生活。

イギリス人はこういうフランスに憧れてるんだろうなー。なるほどー。

事件は一人暮らしのアラブ系移民の老人が、鉤十字の傷を刻まれて殺されていた、というもの。

フランスの豊かな田舎生活に目をくらまされていましたが、意外にもシビアな背景を持つ事件でした。

北アフリカとフランスの歴史的な関わりについて、すこしお勉強させてもらった気持ちです。

サッカーのフランス代表だったジダン選手がアラブ系であることに関心を持たれたら、読んでみてもいいのではと思いました。

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