『化物語 上』

化物語(上) (講談社BOX)
西尾 維新 VOFAN
4062836025


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読了。

毒舌飛び交う掛け合いが印象的な青春伝奇小説。シリーズ開幕編の上巻。


高校三年のゴールデンウィーク明け、阿良々木暦はクラスで独特の位置を保つ少女・戦場ヶ原ひたぎの秘密を偶然知ることになった。秘密隠滅のためカッターナイフとホッチキスで暦を脅迫する戦場ヶ原ひたぎ。予想外の過激な反応におののいた暦だが、彼女の境遇にみずからの体験を重ね見て、かつて世話になった人外の専門家・忍野メメを紹介することにした。



初めての西尾維新でした。

アニメシリーズは途中から見ているのですが、途中からなので登場人物たちの客観的な関係がよくつかめず(感情的な力関係はよくわかりますが)、そのほかに唐突に現れる人外や、そもそも主人公阿良々木くんがここまでまきこまれる理由もよくわからなかった。

それでもけっこう楽しく見ていたわけですが、つぎに借りる本を物色していた時に思いついたので読んでみました。

うわ。
アニメとおんなじですね。

アニメはアニメとしてはかなり無常識やぶりな演出で、つぎからつぎへと繰り出されるマシンガンのような台詞の掛け合いが独特なのですが、原作もまんま、台詞の勢いがものすごかったです。

もう、ほとんどはなしが台詞で進んでる。
このスピード感は、ハマるとここちよいかもしれない。

とくに戦場ヶ原さんの過激でサドなトークは、よく考えるとハリネズミみたいで痛々しいのですが、その場では阿良々木くんにグサグサ刺さるさまが、快感w

話としては、京極堂シリーズのような憑き物落としなわけですが、読んでいるぶんには解決部分よりもそこにいきつくまでのほうが面白かったです。

ただ、台詞が膨大なので、キャラクターが好きになれないととたんに読むのが面倒くさくなりますね。

主人公の物語が、ストーリーの始まりですでに終わってる、というのが面白いなと思いましたが、おなじように終了していたはずの羽川さんの話がいまのアニメシリーズで語られてるところを見て、そうか、最後が主役の話でそれでまとまるんだなと気づきました。

そして、いま店頭には『暦物語』が←遅いwww

とりあえず、八九時ちゃんの正体が理解できたのが収穫。
阿良々木くんが怪異に巻き込まれたがる理由も理解しました。

阿良々木くんのまわりに女の子ばかりが寄ってくる理由はわかりませんでしたが、それはたぶんお約束なんだろうな。

取得した情報に満足したので、下巻は気が向いたときに読むことにします。

化物語(下) (講談社BOX)
西尾 維新 VOFAN
4062836076

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