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『儀礼と音楽 I』

儀礼と音楽〈1〉世界宗教・民族宗教編
水野 信男
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読了。
民族音楽叢書の第4巻。

私にとって一番興味深かったのはゾロアスター教の「火の讃歌」で、そのつぎは南インドのスーフィーの歌でしょうか。

ゾロアスター教ってまだ信徒がいるんですねー。歴史の彼方の伝説のできごとのように思っていましたが。
このあたりまるでファンタジーみたいで、ついわくわくしてしまいました。不謹慎ですね(汗。

スーフィーはイスラームの神秘主義をほんのかけらだけ囓ったことがあるので。
固有名詞が出てくると、とある先生の顔が浮かんでくるのですよ(苦笑)……、今考えるに、その講義は私のファンタジーのある部分にかなり影響をあたえたように思うのです。こっそりと思うだけですが。

総じて第一部のような宗教と音楽のかかわりを生身に感じられるような文章のほうが、私にはわかりやすい模様です。

反対に、専門用語ビシバシの論考はしろうとにはちと難しかった。そのなかでも一番理解困難だと感じたのが、日本の仏教の声明であったのはなさけないことですが。

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