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『黄金(きん)を奏でる朝に ~セレナーデ~』

黄金を奏でる朝に~セレナーデ~
沖原 朋美 北畠 あけの
4086006448

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出先で読了。
近世ヨーロッパ青春音楽小説?

繊細な文章で少女の心を描き出す文章がたいへん心地よかったです。
輪郭よりも中身の雰囲気をあじわわせてくれる、小説という言葉にちかい質の作品だと思いました。
とっぴな展開もなく登場人物も地に足が着いていて、どちらかというと地味。
ですが、こういうお話、私は好きです。
おもしろがるというよりも、ヒロインの感情をともに味わうような体験をさせてくれたと思います。

しかしですね、終わり方がちょっと唐突な気が。
おもわず、あとがきとの間にページが飛んでないか確かめてしまいました(汗。

たぶん、この作品のもっとも大切なところはもうすでに終わっているのでしょうが、物語の流れとしたらもうすこし終わるためになにかがあってもよいのではと感じてしまった。
つまり、感情的に決着がついたあとで現実にはどうなったのか、すこし書いてくれてもよかったのではと思うわけです。
どんなに蛇足なものでもドラマの最終回を見ないと落ち着かないのと同じですな。

我が身に返ってきそうなのであとは自粛。

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