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『日本怪奇小説傑作集 1』

……生きてます。
体調はかなりよくなってきました。一日中身体を起こしていても平気になった!
ところが、寝ころんで本読む癖がついてしまい、どうも身体を起こしていると本を読む気分になれない。
おまけに術後三ヶ月までは装具がとれず、「うつむいちゃいかん!」と厳命されており、本を掲げて読み続ける体力はまだ無く、というか、健康でもそんな疲れることできるか、という状況のため、一気に読書ペースがスローダウンしました……トホホ。

日本怪奇小説傑作集1
紀田 順一郎 東 雅夫
4488564011

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ちんたらと読了。
明治から大正にかけて発表された日本の怪奇小説のアンソロジー。
たしか小泉八雲を読んだあとに、「日本語で書かれた小説の香気を味わってみたい」とかおもって買ったのだと思う。
さすがにつぶぞろいなのですが、短篇は読むのに時間がかかる。それにアンソロジーは一作ごとに作風が違うのでさらに時間がかかる。
それに時代が古いので日本語が難しくて……(汗。仮名遣いは新カナに直してあるのですが、句点ばかりでうねうねといつまでも文章がつづく、古文みたいな文体などは頭がこんがらがりそうでした。私って日本文学読んでない人だからなあ……(溜息。

ともあれ、それぞれ持ち味は異なるものの趣深い話ばかりでした。
私の読解力の低さゆえか、物事の輪郭がよくつかめず、あれ、けっきょくなんだったの……と思うものがけっこうありましたが。
それに、これはあくまで怪奇小説集であって、幻想小説集ではないわけで。
私の求めるものとはちとちがうかなあ……。
怪奇物ですが読んでいて怖いーと思ったものはなかったです。
雰囲気としては『百鬼夜行抄』の人間側視点ばかりを読んでいる感じでしょうか。
(↑そういえば新刊が出てるんだった。買わねば)

なかで印象に残ったのは村山槐多「悪魔の舌」と大泉黒石「黄夫人の手」、大佛次郎「銀簪」でした。
なかでも「悪魔の舌」はすんげー気持ち悪かったです(笑。

百鬼夜行抄(15)
今 市子
4257905727

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