『モンゴル国ものがたり』

モンゴル国ものがたり
森田 雄蔵著
文元社 (2004.2)
通常1-3週間以内に発送します。

[Amazon][bk1]


家族の本棚から借りて読了。
サブタイトルは「神話と伝説と挿話と」。
そういえばモンゴルの神話を読んだことがないなーと思って。モンゴルの神話とチンギス・ハーンの伝説とポピュラーな民話がかいつまんで紹介されています。
古い本(1972年刊)なのですこし内容が心配でしたが、コンパクトにまとまっていて(つまり思い切りダイジェストなわけですが)おおざっぱなアウトラインをつかむにはよいのではと感じました。
時代的な偏見とか雰囲気とかいうものは散見されますが、それはもう致し方がないということで。時代といえばこの本が出た頃にはまだソ連がバリバリだった模様で、それだけでも「うーん、なつかしい」と思ってしまう自分がすごい年寄りに思われました。

話を元へ。
この本で一番興味深かったのは著者自身のモンゴル体験に触れたエピローグでした。
この方、第二次世界大戦後にソ連に抑留された元兵士だったのですね。強制労働をさせられた土地がシベリア寄りのモンゴルの土地で。でもそのことを恨むでもなく淡々と自分のであったモンゴルについて書かれていて、ああ、すごいなと思ったのでした。
こんな経験、したくはないけど実際にしたらもの凄く重たい物になるだろうな~。

この本の時から比べるとモンゴルはずっと身近な存在になっているような気がします。
朝青龍は今日は勝つかしら?←勝ちましたね。

残念ながら社会思想社はなくなってしまったので私の読んだ文庫本はもうないのですが、現代教養文庫のうち120冊はオンデマンド出版で注文できる模様ですのでリンクはそちらに貼りました。

「教養ワイドコレクション」の内容はこちらから。
文元社

余談。
この間からモンゴル関係の本を読んでますが、じつは狼と鹿というと私がまず思い出すのは平井和正のウルフガイシリーズだったり。あの話を読んだ時にはどうして狼と鹿なのかよくわからなくて???だったのです。でもやたらに印象に残っている、そのときに覚えた疑問とともに。しかしいまさらあの出典はここだったのかもと気がついても、あまりにも遅きに失した感じで嬉しくないような(汗。

Comment

こんばんは。つい、モンゴル話に釣られて出てまいりました(^^;A
文元社さんですか。なかなか興味を惹かれるコレクションです。ご紹介ありがとうございますv

平井和正氏のウルフガイシリーズは、アダルト、ヤングともに大好きでしたが(←神さんFAN・照) そういえば、「青鹿先生」でしたね。すっかり忘れておりました(笑)
アダルト版の方には、古事記の記述がほのみえておりましたが、ヤングはそっちだったんですねー(笑)

Azuriteさん、こんにちは。
出版社がなくなてもこうして引き継いでくれるところがあるということは嬉しいかぎりですよね。
もう手には入らないだろうと思っていたので、こちらを発見した時には「おおー」と思いました。

ウルフガイシリーズ、じつは私はヤングのほうしか読んでないのですがアダルトではそういう記述もあったのですね。うう、ちょっと読んでみたくなりました。弟の部屋を物色してみよう(笑。

Comment Form

管理者にだけ表示を許可する

Trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)