『海猿』

再放送のドラマを見ていたらいろいろ疑問がわいてきて、それを見ていたという妹に尋ねたら「原作読む? (貸して)あげるよ!」といわれてあっというまにおみやげとして持たされ「処分していいからね~」とにこにこ顔で見送られました(苦笑)。

海猿 (1)
佐藤 秀峰 小森 陽一
4091936717

[Amazon][bk1]

リンクは文庫版ですが、大きい方の全12巻を読了。
海上保安庁の潜水士を主役としたシリーズ、いきおいがあって面白かったです。ところどころ、勢いありすぎでわざと盛り上げすぎ? というところもありましたが、わかりやすいのでとっつきやすいと思います。全体的には「最初のうちはシリーズ化を念頭に置いてなかったんじゃないか」という雰囲気がありありでしたが、連載マンガで全体の結構がしっかりしているものって、そうそうないものね……(汗。

それと、このマンガ家さんはキャラクターの目に力があるなあと思いました。それも正面むき。だからか、登場人物のアップのシーンがとても多いです。たいへんに印象に残りました。

ところで、今回はフジテレビドラマ版(映画はみてません)と原作とを見てみて、以前に見たNHK版とも比べてみると、媒体の差みたいな物が感じられて面白かったです。おもにターゲットの違いなんだろうと思うけど、原作は青年誌に掲載されていたためかなり下品なところがあり、映像ではそういうところはばっさりと切られてました。そしてNHKは原作にない父と子の葛藤をメインに据えて多少脚色してありましたがほぼ原作通り。すごいのはフジ版で、原作ものなんじゃなくて翻案ものなんじゃないかというほど換骨奪胎しまくってまして、この泥臭いドラマをすこしでも洗練させて女性層をとりこもうとしていることがよくわかりました。うーん、なるほどねえ……勉強になりましたよ。

このなかでいちばん多くの人にわかりやすく受けやすいのはフジ版なんだろうなあ。だけど、フジ版はわかりやすい話にしようとするあまり、設定が原作とも現実ともかけ離れてまして、そのあたり大多数のひとは意識せずに見ちゃうんだろうけど、私に言わせればこんなに改変していいのか? というかんじ。登場人物の性格付や名前や配置だけ(!)ならともかく、不審船の出没する海域とか海賊と出会う海域にリアリティーが感じられないのはどうかと思うんですけども。むりに第三管区にしなくてもよかったんじゃないでしょうか。

と文句をいいつつ、結局見ているのですがね。たぶん今日も見ます(苦笑。

海猿 UMIZARU EVOLUTION DVD-BOX
伊藤英明 佐藤秀峰 加藤あい
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