『フレッドウォード氏のアヒル』

フレッドウォード氏のアヒル 1 (1)
牛島 慶子
404924280X


また絶版物でスミマセンが、これも整理中に発掘して読みふけってしまいました。ちっとも整理が進みません(汗。
物を書くのに疲れた作家がひきこもった田舎家で人語を解するアヒルの家政婦さんを雇ってしまう、というお話。
ちなみにそのアヒルはとあるお医者さんの家で家政婦をしていた伯母がいるらしいです(笑。
設定は荒唐無稽ですが内容はけっこうビター。現実は辛く苦いけれど、大人なアヒルのローズマリーがあたたかくくるんでくれるので後味がわるくならずにほんわりと読み終えることができます。やさしいおとぎ話といった風情です。
あー、やっぱり好きだなあ、この話。ローズマリーのつくる料理やお菓子が食べたーい。

作者の方は『辺境警備』の紫堂恭子の妹さんで、絵柄と雰囲気と笑いのセンスがどことなく似ています。お姉さんよりも特異なキャラクターの描写には長けているかも。主役のケビン・フレッドウォード氏はふつうに美男ですが、ケビンの元カノで伯爵令嬢でモデルのエスメラルダのわがままぶりがすごい。私はかわいげのない背高のっぽの女医さんグロリアのほうが好きですが。
書影がどこにもみあたらないのだけど、このコミックスでは紫堂恭子の絵を清水玲子の線で描いたようなかんじかなー。とても丁寧な描線でうつくしいです。

ところで、調子に乗って一気に七巻まで読み通したのですがそこから先がどこにもない……。調べてみたら全九巻らしいが、なんか九巻を買ったという記憶がないのですよね(汗。もしかして出たのに気づかなかったとか、それでもってそのままぼんやりと今に至るとか……(大汗。そんなことがかなりありそうだと思う自分が情けない。というか終わりまで読みたいですー。どこかの文庫で出してくれないかなあ。とってもいいマンガですよ。出たら買います。

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