『あなたに眠る花の香 ヴィクトリアン・ローズ・テイラー』

あなたに眠る花の香 (コバルト文庫 あ 16-16 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー)
青木 祐子
408601050X


読了。

ヴィクトリア朝を舞台にした、仕立屋の女の子と貴族の若者の恋を描くミステリ仕立てのシリーズ八冊目。今回は短編集です。

本編に唐突に登場したシャーロックの従姉妹フリルちゃんの話から「薔薇色」の日常的な事件がつづられてます。

クリスとシャーロックの絡みがあまりないのですが、それだからよけいに各話のゲストキャラクターの物語が印象に残ります。役者に入れ込むエルの突拍子もない思考回路には笑いました。
表題作の「あなたに眠る花の香」は予想を裏切る展開で予想の結末に至ったという意味でも、なつかしのSFのような雰囲気でも一番気に入った作品。

クリスとパメラの出会い編はこのシリーズにいままで現れなかったヴィクトリア朝の階級と貧富の差が描かれていて、興味深い一編でした。

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