『アナンシの血脈 上』

アナンシの血脈〈上〉
ニール ゲイマン Neil Gaiman 金原 瑞人
4047915343

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原作映画の公開でなにかと話題になっているゲイマンの現代ファンタジーの上巻。
以前に読んだ『ネバーウェア』(ロンドンの地下世界が舞台になっている)が面白かったので借りてみました。

舞台はフロリダとロンドン。
陽気なのんだくれのダメダメ男を父親に持った、いまは太ってはいないのに「ファット・チャーリー」と呼ばれつづけるダメ男が主人公。
幼い頃に離婚した母親にともなわれてロンドンに移住し、いまではうさんくさい会計事務所に勤務しているがいつクビになるかわからない日々。婚約者はいるがその母親には嫌われて、しかも彼女は結婚するまではとからだもゆるしてくれないのだ。
そんなある日、とつぜん父親の訃報が届きフロリダへとむかったチャーリーに、昔の隣人は彼の父親は蜘蛛の神アナンシだったと告げる。しかも、生き別れになったきょうだいもいるらしい。
ロンドンでそのきょうだいスパイダーと出逢ったチャーリーは、スパイダーの不思議な力と行動でどんどん苦境へと落ちこんでゆくのだった……。

というようなおはなし。

アフリカの物語を紡ぐ神であるというアナンシ。
ききなれない神の息子であることが判明した主人公に血を分けた兄弟によってもたらされる、さまざまな理不尽の数々。

これって神による災難のはなしなのかしらん。
たぶん、スパイダーというのは凡人であるファット・チャーリーから神の部分だけを分離した存在なんだと思うのだけど、これからどうなるのかというととんと推測がつきません。

そのわからなさがこの話の魅力かなあ。

スパイダーの力で自分の家からしめだされてどうやってもたどり着けなくなるチャーリーが哀れで笑ってしまった。
フロリダの老いた自分勝手な魔女たち(?)が魅力的です。

ネバーウェア
ニール ゲイマン Neil Gaiman 柳下 毅一郎
4924914347

Comment

TBさせていただきました。

とりあえずまだ上巻だけなんですが、独特の世界が魅力的で、主人公のチャーリーのキャラが情けない感じが身近に感じました。

タウムさん、はじめまして、こんにちは。

『アナンシの血脈』、かなり独特の世界ですよね。残念ながら私もまだ上巻までしか読んでいないのですが、機会があったらつづきも読んでみたい本です。

ところで、TBしてくださったそうでありがとうございます。
が、こちらのブログには着信しておりません。たぶん、スパム除けのために使用している「言及リンクを含まないTBの制限」にひっかかったものと思われます。もしよろしければ当該記事にこちらへのリンクを貼って、もう一度送って下さいませ。TBを確認次第表示させていただきます。

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