『〈本の姫〉は謳う 1』

〈本の姫〉は謳う 1 (1) (C・NovelsFantasia た 3-2)
多崎 礼
4125010064

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読了。

『煌夜祭』の作者さんによる異世界ファンタジーの第一巻。

「滅日」によって大陸中に散らばった、邪悪な存在である文字(スペル)。
少年アンガスは、本の中に住まう不思議な〈本の姫〉とともに遺跡を巡って文字を回収していた。

これは凄く好き! です。
本とか言葉とか文字とかに魅了されたり惹かれたりする人は読んで損はないと思います。

私としてはこの世界における本や文字のあり方に非常に興味があります。
不思議な本との出会いをブラックボックスにしてしまわず、そのシステムもきちんと考えてあるなあと思えたので。
ぜんぜん関係ないことはわかってるんですが、「戦う司書」シリーズでわたしがいつも物足りないとかんじている本についての具体的な仕組みが明かされたかのような気持ちになりました。

世界の雰囲気はどこかアメリカの開拓時代を思わせますが、同時進行で展開するおそらく天使たちの管理された社会の崩壊でフツーの異世界ものとはひと味違った景色がみえてくる、ような。

全四巻で原稿はすでに書き上がり、あとは推敲のみということですのですみやかな続編の刊行をお願いするばかりです。

こちらもおすすめ。
煌夜祭 (C・NOVELSファンタジア)
多崎 礼
4125009481


じつはこの本のあらすじがうまく書けないばかりに感想が滞ってしまったのですが……それだけ愛着のある本と言うことでお許しを。

Comment

私もちょうど今、同じ本を読んでるところです!
最初、図書館でタイトルと表紙をちらっと見たとき、一瞬『戦う司書』シリーズの関連作(外伝とか同世界観の別シリーズとか?)かと思いかけました(^^ゞ
それが、すごく良かった『煌夜祭』の作者さんの新作と分かって、喜び勇んで借りてきて、楽しく読んでいる最中ですが、ゆめのさんがプッシュしているので、先を読むのがますます楽しみになりました♪
次には、先日借りてきた『ヴァルデマールの風』が控えてます。楽しみです♪

ところで、『ある日爆弾が落ちてきて』、お読みになったのですね。ゆめのさんも気に入ってくれて嬉しいです!
私も、『ブラックロッド』を読んで、その後、なんとなく遠ざかっていたクチでした。別に『ブラックロッド』が嫌いだったわけじゃないんですが、あまり、広く一般に親しみやすいという作風ではなかったですものね。
『ある日~』以降もいろいろ出してるみたいなので、これから徐々に手を出してみようと思ってます。これも楽しみです♪

あ、冬木さんも「戦う司書」シリーズを読んでらっしゃるんですね。しかも、〈本の姫〉でそれを連想したという……(笑。
『煌夜祭』もとてもよかったですが、今作も私は大好きです。冬木さんも気に入ってくださるといいなあ。

>『ある日爆弾が墜ちてきて』
冬木さんの感想を読んで図書館に行ったら出逢ってしまいました(笑。
読んだらとてもハートフルなのでびっくり。
『ブラックロッド』はとってもクールでしたがかなりとっつきにくかったですもんね。
とっても楽しかったのでじつは私も他の本を物色中です。
趣味の合う人が周りにいると新たな出会いが増えて嬉しいですねv

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