『夏の日のぶたぶた』

夏の日のぶたぶた (デュアル文庫)
矢崎 存美 あいみ あさ
4199051635

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読了。

個人的にひさびさの「ぶたぶた」シリーズ。
てっきり光文社に移ったのかと思ってたのに、また徳間デュアル文庫からの一冊です。
いったいどうなってんだろう……と思ったら、あとがきに「大人の事情」と書いてありました。
うーん、大人の事情ってめんどくさいですね。

話はいつものようにピンクの豚のぬいぐるみ「ぶたぶた」に出逢った一般人が驚愕→混乱→日常と精神状態を変化させながら、自分たちの事情についてわずかばかりの前進を勝ち取るという、ハートウォーミングな話に仕上がっています。

今回の主役は中学一年生の少年。
両親の仲がぎくしゃくとしていてちょっと不安な日々を送っているうちに夏休みに入り、そこでぶたぶたと出逢って、特別な夏休みを送ることになります。

ぶたぶたが出てこなければなんということはない話なのですが、ぶたぶたの存在感はものすごくて、じっさい大したことはしてないのに魔法のように人の心をほぐしてくれるのですよね。
そしてとってもチャーミングv
このキャラクター、他の何物にも代え難いよなあ。
あー、私の側にもぶたぶたがいてほしい。

でもいつものことながら子供向けではないなあと思います。いえ、凄惨なシーンとかがあるわけではなくて、ごくごく普通の話なんですが、ここに書かれている人の機微はある程度年を経てからでないと味わえないものではないかとおもうのです。

シリーズがどう進んでいるかわからなくなった人のために巻末に著作リストが付いていたのはありがたかったです。
これによると刊行された順番は

ぶたぶた
刑事ぶたぶた
ぶたぶたの休日
クリスマスのぶたぶた
*ぶたぶた日記(ダイアリー)
*ぶたぶたの食卓
*ぶたぶたのいる場所
夏の日のぶたぶた

となってます。
*印のが光文社文庫。

ということは私は光文社の「食卓」と「場所」をまだ読んでいないわけだ。
そして本日、新刊がこれまた光文社文庫で出る模様。

ぶたぶたと秘密のアップルパイ (光文社文庫 や 24-5)
矢崎 存美
4334743498


シリーズはどこから読んでもかまわないけど、できるなら最初に『ぶたぶた』を読んでおくのがベターかと思われます。

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