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『七姫物語 第四章 夏草話』

七姫物語〈第4章〉夏草話 (電撃文庫)
高野 和
4840235619

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読了。
少女の視点でシビアな状況をやわらかくつづる、東アジアっぽい異世界を舞台にした戦乱ファンタジー。


ものすごーく久しぶりに読んだなーと思い、刊行されてからもう1年以上経ってるんだわと奥付を見て思い、それでも続刊はまだなのですぐ追いついちゃってちょっと嬉しいような哀しいような、な第四章でした。

たしか第三章ではかなり状況が劇的に変化するようすが刻々と描かれていたような記憶があるのだけど、今回はまた元のペースにもどって、カラカラさんの静かで穏やかだけれど水面下では激しく火花を散らしていることを感じる日常のお話になっています。

戦後処理の話とみなの思惑とこれからの展望を語る巻だったかな。

姫宮たちの個性がだいぶのみこめてきて、ご本人たちの出番もちょこちょこと増えていますが、やっぱり威厳抜群なのは一宮の姫ことクロハさんかなあ。

このお話、全体的に雰囲気がとっても上品なんだけど、彼女の登場シーンは普段に増して雅やかで、さらに気温が一、二度下がってるような気がします(苦笑。
その彼女に相対して自然体で応答できるカラカラさんもただ者ではないなあ。

好奇心の強い女の子はいったいどこまで進んでしまうのだろう。

膚感覚のとぎすまされたうつくしい情景につつまれながら、その瞬間がどれだけうつくしくても、時間も運命も留まることはないのだなあと、この話の文章を読んでいると思います。

いや、ほんとにこんな文章を書きながら状況を変化させていくのはたいへんだろうなあ。

のんびりペースでもかまいませんので、ぜひ最後まで少女の視る世界を書き続けてもらいたいと思うものでした。

あ、前巻の時にもおんなじことを書いたような。

いまから読んでみようというかたはこちらからどうぞ。
七姫物語 (電撃文庫)
高野 和
4840222657

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