『恋のドレスと秘密の鏡 ヴィクトリアン・ローズ・テイラー』

恋のドレスと秘密の鏡 (コバルト文庫 あ 16-18 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー)
青木 祐子
4086011123

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読了。

ヴィクトリア朝のイギリスを舞台に仕立屋の女の子と貴族の御曹司の障害多き不器用な恋を華麗なドレスの物語と絡めてえがく、少女向けロマンスシリーズ。十冊目。

2008年の初読み……ではなくてこれは去年の大晦日に読みました。
前回の「シャーロック、きさま馬に蹴られたいのかー」というラストをひきついでどんな展開になるのかと思っていたのですが、意外に静かな立ちあがり。

とはいえ、こころの水面下ではいろんな葛藤がうずまく、かなり心理戦な展開になってきましたね。

今回のゲストヒロインは、前回シャーロックの心をうごかしたアディルの親友で、なおかつシリーズ四冊目『カントリー・ハウスは恋のドレスで』のゲストヒロイン・アップルの母違いの姉というコーネリア。彼女はいままで出演したなかではもっともプライドが邪魔している女の子のような気がします。自分の心をつねに抑制してドライにふるまっているけれど、じつはとても苦しい。そのことを自分で認めようとせずさらに自分の首を絞める、みたいなキャラですね。


いっぽう、クリスとシャーロックの恋の行方は停滞気味で、むしろクリスの母親とクリスのほうに焦点が移りつつあるような気がします。
この親子はもしかするともの凄く似ているのではないでしょうか。
封印してきた記憶を解放しつつあるクリスの変化は、シャーロックに対する態度にも影響を及ぼしそうだなー。
やっぱり、闇のドレスという言葉には笑っちゃうんですけどね……スミマセン。

話がどんどん心理描写が重たくというか人間関係が複雑というかになってきているので、最近の息抜きはパメラと先生の関係かな。
ところでパメラはいったいがつがつと何の本を読んでいるのでしょうね。

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