スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『生霊わたり クロニクル千古の闇2』

クロニクル千古の闇〈2〉生霊わたり
ミシェル ペイヴァー Michelle Paver さくま ゆみこ
4566024121

[Amazon]


読了。

紀元前六千年のたぶん北西ヨーロッパの大自然を舞台に、数奇な運命を背負わされた少年の旅と成長をえがく、児童向け先史時代ファンタジー。
『オオカミ族の少年』のつづき。

前作でもかなり「これは……」と思っていたのですが、この巻で決定的になりました。
私はこのシリーズが大好きです~。

原始時代の人びとの畏怖をかきたてずにはおかないきまぐれな大自然。
縄張り意識と所属意識の強い定住民たち。
生い立ちからどこからも歓迎されずに、けれど数少ない公平な目を持つ人びとの信頼を勝ち得ながら、困難に立ち向かってゆく少年。
そして少年の相棒である若いオオカミ。
かれを心にかける、狩人であり呪術師見習いでもある少女。
シリアス児童文学の王道を行く端正な文章で淡々とつづられた波瀾万丈な物語のもつ、おごそかなたたずまい。

ああ、いいなあ~。

まだまだ物語は始まったばかりのようですが、〈魂喰らい〉という呪術師たちに目をつけられた主人公のトラク少年のであう出来事はこれでもか、というくらい厳しいです。
この巻のラストでトラクの生い立ちのかなりの部分が明らかになりますが、これがまた、かれを絶望のどん底に突き落とすような展開で!

全六巻ということなのですが、このあとトラクがどうなっていくのか、知りたいような知りたくないような複雑な心境になってしまいました。いや、絶対に読みますが。

ところで、以前はファンタジーというと三部作が定番だったのに、最近どんどん長くなるようですねえ。もちろん充実した大長編なら大歓迎だけど、児童文学のハードカバーでシリーズが延々つづくのって、財布の負担じゃないのかな~。とくに子供に購入してやっている親にとっては。

とりあえず、このシリーズの既刊はいまのところ第三巻までの模様。

魂食らい
ミシェル・ペイヴァー 酒井 駒子 さくま ゆみこ
456602413X

Comment

Comment Form

管理者にだけ表示を許可する

Trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。