『戦う司書と追想の魔女』

戦う司書と追想の魔女 (集英社スーパーダッシュ文庫)
山形 石雄
4086303337

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読了。

人が死ぬと〈本〉になる世界。その〈本〉を管理するバントーラ図書館の武装司書と宿敵神溺教団との戦いをえがく異世界ファンタジーシリーズ。

現実とは違う世界のひとびとの行動を客観的且つ突き放した視点からつづる「戦う司書」シリーズの五冊目は、くそまじめな若手武装司書ヴォルケンが館長代行ハミュッツ=メセタに反旗を翻すお話。
戦いを楽しみとして認識しておりつねに不真面目にみえるハミュッツには、どうやら味方にもかなり敵が多い模様です。
本人は好かれようが嫌われようがまったく無関心なのが余計に腹立たしいんでしょうねえ。

それはそうと、いっけん融通の利かないぼうやの逃避行の話なのかと思いきや、かつての同僚モッカニアの母親レナスとそのなかにひそむオリビアを人質兼武器としたところで物語は思わぬ展開に。

粗暴で品がなく、しかもえげつないオリビアの話にこんな結末が待っていようとはおもわなかった。
考えてみればありがちなきはするけれども、そこまでまったく冷静に展開していた物語が冷静なままにすごい跳躍をした感じがしまして、ちょっと感動しちゃいました。

そして、武装司書と神溺教団のあいだによこたわる秘められた過去。ああ、そうなのねえと思いつつも、その理由を教えてよと俄然わくわくして参りました。
ハミュッツ=メセタと楽園管理人、ラスコーリ=オセロの三つどもえは、これからどうなるのかなあ。
ううむ、シリーズも次第に核心に近づいてきているのか。

次の巻はこれです。
戦う司書と荒縄の姫君 (集英社スーパーダッシュ文庫 や 1-6)
山形 石雄
4086303523

あれ、私、予約してきたっけ……? 思い出せない(汗。

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