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『魂食らい クロニクル千古の闇3』

魂食らい
ミシェル・ペイヴァー 酒井 駒子 さくま ゆみこ
456602413X

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読了。

紀元前四千年の北西ヨーロッパ地方を舞台にオオカミ族の少年の冒険をえがく、ファンタジーシリーズ「クロニクル千古の闇」の第三巻です。

ああ、このシリーズ大好き!
少年トラクの災難はまだまだつづきますよ~。

このシリーズ、とにかく寒い描写が多いのですが、今回は北極圏へむかったこともあり、もう今にも垂れた鼻水から凍りそうな極寒エピソードのオンパレード。
じつは、私こういうのが大好きなんですよね(笑。
雪と氷の世界で雪の家に住むシロギツネ族のくらしの知恵やいろいろなディテールが興味深いし、冴えた夜空にひろがる始めの木のうつくしさは印象深いです。

けれども現実は寒いし痛いしひもじいし、ウルフは行方不明になっちゃうし、レンと二人きりで追いかけることになっちゃうし、とトラクに降りかかる災いは限度がない模様。

思うんですけども、ここの人たちってかなり寒さに耐性がありますよね。
いまの時代の人間にはとてもこんな生活、できないと思う。
この時代の生活ができたら地球温暖化にはかーなーり貢献できると思うけど、人間はすでに軟弱になってるからなあ。
なにをかくそう極寒エピソードが大好きなくせに私も結構な寒がりです。
温室効果ガスを出す量は極力へらそうとしてますが、暖房設定は十六度ですが、風呂は何度も追い炊きしてるし、いくらあたたかな毛皮があったって(もってないけど)、冷え切った足先指先はなかなか血が通ってこないもの。

閑話休題。
そしてとうとう魂食らいたちの本体との対決です。
魂食らいたちにもいちおう追い求める理想というものがあるんですね。
思いこみの激しい自分勝手な理屈に立った理想なきがするけれど。

トラクとレンが厳しい状況でぶつかり合いながらも力を合わせていくさまが、とても心強いお話でした。
背高尻尾なしの兄貴を気づかうウルフの姿が涙を誘います。

あー、面白かった。今回も満足満足……で終わらないのがこのシリーズの憎いところ。
前作の終わりには衝撃の事実があきらかになりましたが、今作もラストに驚愕の事態がひろうされます。
うへえ、なんてこったい。このあといったいどうなるの。
というところでまた次巻へつづくです。

幸い、邦訳第四巻は今年四月の発売予定の模様。
原書タイトルは「Outcast」。
現在【評論社のサイト】で冒頭が試読できます。

うーーーん、トラク、あなたの人生ってどこまで不運続き?

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