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『戦う司書と荒縄の姫君』

戦う司書と荒縄の姫君 (集英社スーパーダッシュ文庫 や 1-6)
山形 石雄
4086303523

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読了。

人が死ぬと〈本〉になる世界。世界最強の武装組織・武装司書と異端の神溺教団のたたかいをえがく、異世界SFファンタジーシリーズの第六作。

すっげー面白かった!!

品のない褒め言葉で申し訳ありません。でもほんとにほんとに面白かったので。
今回のヒロイン、武装司書見習いのノロティちゃんのエピソードで始まる冒頭から「ええっ!」と驚かせておいて、さらにはバントーラ図書館が意外な敵の意外な攻撃に晒されて、予想外の窮地に陥っていくようすがもう息をつかせぬ、目を逸らさせない、巻を置くをあたわぬ展開の連続!

これはあれだな、理不尽な状況に追い込まれながらその理由を危機にさらされながら推理していく、サスペンス推理小説のやり方ですね。
しかも、その推理の対象が……おおっと、これ以上はネタバレです。

話の肝はノロティちゃんの性格。
彼女のキャラクターはそれだけでSFなのではなかろうか。


「思い出してもけっさくよ。どうして武装司書になれると思ったのか、聞いたときのこと。村では一度もケンカに負けたことがないから、だって」
 さすがに、エンリケも唖然とした。
「よく武装司書にしようと思ったな」
「とんでもないわ。絶対に無理だと思ったわ。悪いことは言わないから、やめなさいとも言ったのよ」
「……でも、やめなかったのか」
 イレイアは苦笑した。
「私の言うことを聞かなかった子はここ十年であの子だけよ。本当に困らされたわ」
 イレイアが困る理由も、理解できる。ノロティは素直に見えて、実は人の言うことをほとんどきかない。



こんな調子でノロティちゃんはめためたに言われ続けるのです。
話の最後まで。
愛されてるんだけど、どうにも信用のないキャラクターなんですね。

このシリーズって、昔のストーリーマンガっぽい感じがします。
余計な枝葉はきりとって、ストーリー展開だけに徹している。
ほんとうに面白かったなあ。
……ちょっと寂しいけど。

で、ラストではつぎへの驚愕の伏線がはられることに。
もうクライマックスなのかと思っていたけど、これで折り返しなんですね。
あとがきによると、いよいよ武装司書と神溺教団の関係が明らかになっていくらしいです。

次巻はこれ。
戦う司書と虚言者の宴 (集英社スーパーダッシュ文庫 や 1-7)
山形 石雄
4086303728

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