『戦う司書と虚言者の宴』

戦う司書と虚言者の宴 (集英社スーパーダッシュ文庫 や 1-7)
山形 石雄
4086303728

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読了。

人が死ぬと〈本〉になる世界を舞台に武装司書と神溺教団の戦いをえがく異世界SF、シリーズ七作目。

ついに武装司書と神溺教団のつながりが天国であることが明らかに。
この天国って何で天国と呼ばれているのかよくわからんのですが。一般人は知らない天国って精神的宗教的にどんな意味があるのでしょうか。うーむ。

ともあれ、なじみの顔がかなり入れ替わって、あらたな抗争への序章といった感じの一冊でした。
前巻もそうだったけどラスト間近から始まるストーリーで、なにゆえこの状況に相成ったのかという謎の解明されていく過程を追うという展開です。

かつてなにかの翻訳SFのあとがきで、「面白い話を書くには終わりから始めることだ」みたいな文章を読んだことがあるのですが、まさにそんな感じ。驚愕の事実を始めに突きつけられると、どうしてなんでと思いっきり興味をかきたてられて、つい話につり込まれてしまいます。またしても一気読みしてしまいました。

前巻の怒濤のスリルはなかったですけど、今回もかなり面白かったです。

しかし短篇ならいざ知らず長篇でこれをするのは結構大変なのではなかろうか。

シリーズはこれがいまのところ最新刊。2007年の8月刊となってますからけっこう間が空いていることになります。
つづき、出るんだろうなあ。
ハミュッツの元気が出たところでおわり、なんてのはイヤですよー。
マットアラスト氏などは気苦労ばかりでやってられるか、てな心持ちでしょうが。

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