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『モンスターズ・イン・パラダイス 3』

モンスターズ・イン・パラダイス 3 (3) (新書館ウィングス文庫 125)
縞田 理理
4403541259

[Amazon]

読了。

異世界ファンタジーシリーズ、完結編。

人類と神話的人類が共存する異世界。ふたつの存在が同等の権利を有することを宣言したアイオニア連邦共和国で、捜査官となった人間の青年ジョエルがヴァムピールの同僚カートとともに異種族問題を扱ううちに、神話的人類の真実と現実を知り、かれらとの理解と信頼を築いていくお話。

収録作品は以下の通りです。


血は熱く流れる
サークル・サウスの昼と夜

あとがき



「サークル・サウスの昼と夜」は後日譚的な短篇。

ファンタジーなので相手は神話的人類、すなわちあやかしというか怪物というかそういう魔物たちなわけですが、根本的な主題は自分ではない他者とのつきあいをいかに楽しくするか、という話なのではないかと思う次第でした。人種差別しかり、イジメや嫌がらせなどのハラスメントしかり、ですね。

お話的には、ヴァムピールのカートくんがじつはおぼっちゃま育ちであることがわかったり、そのカートくんのお父さんがこれまたステキな無責任男だったりと、吸血鬼モノに抱いている重くじめじめとしたイメージが一気に覆されるあかるい雰囲気が楽しかったです。

こんなに威厳のない「はじめのひとり」って、初めて読んだような(苦笑。

ただ、お父さんのほどこしたカート君の銀中毒を緩和する荒療治には、やはり吸血鬼モノらしいエロスがあって、そのほかの部分との落差に余計ドキドキしてしまいました、デス。

ラストはいったいどうまとまるのかと心配だったのですが、『霧の日にはラノンが視える』よりは小粒ながらファンタジーらしい壮大なこころみがあって、ああそうなるのかーと感心しました。
結末は予想内だけれど、そこにいたるまでのどんでん返しが興味深かったです。

霧の日にはラノンが視える (ウィングス文庫)
縞田 理理
4403540686

ロンドンを舞台にしたケルト風ローファンタジー、全四巻。

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