文庫版『風光る 5』

風光る 第5巻 (5) (小学館文庫 わA 35)
渡辺 多恵子
4091918158


性を偽り新選組に入隊した少女をヒロインを中心に激動の時代を軽やかに描く、幕末青春グラフィティの文庫版第五巻。

五巻は近藤局長の人間としての大きさを描くエビソードと、土方さんとライバルになる(?)伊東甲子太郎センセイのご登場の巻。

美しいものを愛するがあまり常軌を逸した言動を恥ずかしげもなくしてのける、伊東センセイのキョーレツキャラにあの土方さんがたじたじなのが笑えます。
セイちゃんとふたりして相手を伊東先生を撒き餌につかおうとする様もおかしい。
こんなどこからどう見てもコメディー通りこしてギャグな関係が、後に凄惨な結末に至るのかと思うとなんだか不思議です。

セイちゃんと総司の関係はあいかわらず進展せず。
元気にボケと突っ込みを続けています。
セイちゃんの素性を知らされた山南さんとなんにも知らない斎藤さんとが、セイちゃんを守るためにおなじような行動をとるのがなんとなく楽しいなー。
斎藤さんの懊悩は深くなるばかりですが。
斎藤さんの境遇には同情しますが、かれのふるまいはお楽しみとしかいいようが(苦笑。

山南さんの話してくれた総司の過去、初恋のほほえましいエピソードになるのはずが武士の価値観のせいで悲劇になってしまった話がたいそうせつなかったです。

つぎは第一期の完結編ですか。
気合いを入れて参りましょう。

風光る 第6巻 (6) (小学館文庫 わA 36)
渡辺 多恵子
4091918166

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