『罪と罰』

罪と罰 (Wings comics)
鈴木 有布子
4403617611


『丘の上のバンビーナ』がとっても楽しかったマンガ家さんの、現代日本ほのぼのファンタジー。タイトルは「ツミトバチ」と読みます。

借金五千万、長男夫婦の危機、父親の失踪と不幸つづきの一色家。
借金取りの催促にあって、次男坊の太郎は、一色家が代々「東の神さん」と呼んで祀ってきた開かずの間の主に救いを求める。
するとそこにいたのはあきらかに人間ではない着物姿の子供。
かれは200と十余年のあいだ一色家を呪ってきたという。

というわけで神さんを開かずの間から解き放ってしまった太郎君。なぜか神さんとほのぼのと暮らしてしまうのでした。

この神さんがとってもかわいくて、のほほんとした太郎君がとってもおかしくて、一件常識人な兄ちゃんもなんだかんだいってけっこうおひとよしで、神さんもちょっとぬけてて、そんなほのぼのとした雰囲気の中で家族の危機はどうなる! というお話です。

このお話もすごく好きだー。
家族と民話っていうと『百鬼夜行抄』もそうだけど、あちらは異界の怖さがしみじみとするのにたいして、こちらは心と心のつながりにほんわりとする。
家族っていいなあと思わされます。

収録作品は以下の通り。


罪と罰
罪と罰 2
ゆきむし
お伽噺、ひとつ。
12年前の罪と罰



「ゆきむし」と「お伽噺」はシリーズ外単発作品。
私は「ゆきむし」がかわいくてせつなくて好きです。

すっかり気に入ったので二巻も買ってしまいました。

罪と罰 (2) (WINGS COMICS)
鈴木 有布子
4403618200

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