沙中の回廊〈下〉 (文春文庫)
宮城谷 昌光

[Amazon]
読了。
古代中国の晋で法の家に生まれ、徳を積み礼を遵守して武において才を発揮した天才兵法家、士会の人生を描く、歴史小説の下巻。
むー。
なんだかよくわからない話だった。
士会が秦へ亡命するあたりまではけっこう波乱もあったんだけど、その後、晋へ連れ戻されて以降はあまりピンと来なくてだらだらと読んでしまいました。
いや、もしかするとだらだらと読んでいたから面白みがわからなかったのかな。
でも面白かったらだらだらしないで読めたような気もするし。
士会があまりに徳と礼にこだわる人物のせいか、あまりはみ出した行動をとらないうえに、文章がまた不穏や昂揚を鎮めるように淡々と進むので、物語の焦点がぼやけたような印象が残ってしまったのですよ。
たくさん出てくる登場人物の行動に連続性が感じられないことが多々あって、あまりフォローが行き渡っていないような気がしたし。
いつもならこの落ち着いた文章がとても好みなのに、今回は抽象的すぎて生身の人間が見えてこないような感じがした。
私としては士会よりもその配下の人たちが何をしているかのほうが楽しみでした。
ほんのすこし、物事のはしっこにひょいと顔を出して主のために頑張る人たち。
とくに秦への恨みからあるじの亡命に随行せず、かわりに諸国を歩きまわって情報を集めてきた杜辛。かれのあゆみに焦点にした話にしたら面白い話になるんじゃないかなと何度も思いました。
士会自身の話はたくさんの国の思惑が入り乱れる展開の中で埋もれてしまったような気が。
今回、たくさんの国が出てきて、誓い合ったり裏切ったり攻め込んだり下ったりとめまぐるしく、だんだんわけがわからなくなってしまった。
晋の支配者の系列も文公、襄公、そのあとはあれあれ?
……自分の不勉強を恥じております。
このつぎは時系列だと『子産』ということになるのかな。
文中にえらく褒めてあったところがあったので。
沙中の回廊〈上〉 (文春文庫)
宮城谷 昌光

宮城谷 昌光

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読了。
古代中国の晋で法の家に生まれ、徳を積み礼を遵守して武において才を発揮した天才兵法家、士会の人生を描く、歴史小説の下巻。
むー。
なんだかよくわからない話だった。
士会が秦へ亡命するあたりまではけっこう波乱もあったんだけど、その後、晋へ連れ戻されて以降はあまりピンと来なくてだらだらと読んでしまいました。
いや、もしかするとだらだらと読んでいたから面白みがわからなかったのかな。
でも面白かったらだらだらしないで読めたような気もするし。
士会があまりに徳と礼にこだわる人物のせいか、あまりはみ出した行動をとらないうえに、文章がまた不穏や昂揚を鎮めるように淡々と進むので、物語の焦点がぼやけたような印象が残ってしまったのですよ。
たくさん出てくる登場人物の行動に連続性が感じられないことが多々あって、あまりフォローが行き渡っていないような気がしたし。
いつもならこの落ち着いた文章がとても好みなのに、今回は抽象的すぎて生身の人間が見えてこないような感じがした。
私としては士会よりもその配下の人たちが何をしているかのほうが楽しみでした。
ほんのすこし、物事のはしっこにひょいと顔を出して主のために頑張る人たち。
とくに秦への恨みからあるじの亡命に随行せず、かわりに諸国を歩きまわって情報を集めてきた杜辛。かれのあゆみに焦点にした話にしたら面白い話になるんじゃないかなと何度も思いました。
士会自身の話はたくさんの国の思惑が入り乱れる展開の中で埋もれてしまったような気が。
今回、たくさんの国が出てきて、誓い合ったり裏切ったり攻め込んだり下ったりとめまぐるしく、だんだんわけがわからなくなってしまった。
晋の支配者の系列も文公、襄公、そのあとはあれあれ?
……自分の不勉強を恥じております。
このつぎは時系列だと『子産』ということになるのかな。
文中にえらく褒めてあったところがあったので。
沙中の回廊〈上〉 (文春文庫)
宮城谷 昌光

2008/07/22(火) | 読了メモ | トラックバック(0) | コメント(0)





