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『〈本の姫〉は謳う 3』

〈本の姫〉は謳う 3 (3) (C・NovelsFantasia た 3-4)
多崎 礼
4125010374

[Amazon]

読了。

失われた言葉を求める少年が〈本〉の中に住まう姫とともに旅をする。遠未来っぽい異世界ファンタジー。シリーズ第三巻。

舞台が開拓時代のアメリカっぽくて、SFっぽい雰囲気もあるけど、ファンタジーだよなあと感じる、説明の難しいシリーズ。ずいぶん殺伐としているところもあり、救いが安易にやってきすぎのような気のするところもある。
でも面白い。かなり好き。

何が好きって、ネイティヴの人たちの存在とかれらの歌姫の存在ですね。ファンタジーぽさの源はここにあるのだとおもう。

翻ってSFぽさの源はどう考えても天使たちとかれら全体を覆うテクノロジーの存在です。

私が初めからずっと疑問なのはこの物語が展開する世界全体の設定なのですが。
主人公アンガスの話している言葉はそこはかとなく英語のようですが、ネイティヴたちはなんだろう、とか。
天使の名前を冠せられた存在がたーくさん出てくるけど、大元になってるキリスト教は、というか神様はどこにいるんだろう、とか。
我ながら重箱の隅をつつく奴だと思いつつ、こんなことを推理しつつ読み進めるのがまた楽しいのですよね。

またそれだけ深読みをしようとおもうくらい何かを感じる物語でもあるわけです。

にしても、三巻の冒頭、自分もアンガスと一緒に気を失ってたのかと思いましたよ。二巻がどうなって終わってたのか、まったく思い出せないんですからねえ!

思うに、キャラクターを立てようという作者様の思惑が、わたしに限ってはあんまり役に立っていないようで。キャラクターだけ覚えてて、話の展開を忘れちまっちゃあ意味がないですよ。むむむ。
でもこれだけの長さの話を商業ベースで進めようとしたら、こういう工夫も必要なんだろうなあ。

私としては物語として面白ければどちらでもかまいませんが。
セラとアンガスの恋が怒濤のストーリーの脇でごくさりげなく進行していくあたり、好きですし。

完結編が出たらきっと初めから読み直す必要が出てくるだろうと思います。
だからつづきは早めに出してくださいお願い。

〈本の姫〉は謳う 2 (2) (C・NovelsFantasia た 3-3)
多崎 礼
4125010242

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