『グリム童話集 上』

グリム童話集 上 (1) (岩波少年文庫 147)
ヤーコプ・ルードヴィヒ・グリム、ヴィルヘルム・カール・グリム 佐々木 田鶴子
4001141477

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読了。


グリム兄弟が集めてほとんど修正をほどこすことなく採話した、ドイツの民話です。
「カイエ・ソバージュ」の流れから手に取ったみたいですが、いや半ばはそうなんだけど、残りの半分は姪っ子に読ませようと購入したものの姪っ子がカタカナ名前に拒否反応を示したのでそのまま私の本棚に残っていたのを読んだということになってます。
だから少年文庫なんですよ。

だから、途中まではいろいろと考えながら読んでいたんですが、やっぱり私の頭には荷が勝ちすぎた模様で、途中でわけがわからなくなってきたのでもう背伸びは止め。そのままお話を楽しむことにしました。ふう。

私の印象に残ったのは、七番目の子供という存在がけっこう出てくるなーてことでした。
それと女の子の話の終着点が王子様に出逢って結婚することなのが、鼻についたこと。

王子様は王子様であればだれでもいいのか。王子様も相手が美しければだれでも結婚するのか。
むしろ私はどんな性格ともわからないお姫様を呪いがかけられているという一点に好奇心をそそられて探しに行く王子様ってのは、結婚相手としていかがなものかと思うわけですか。呪いという希少価値がなくなったら、とたんに飽きられてしまうんじゃなかろうか。

こういう話を現代的に……というか私が納得できるように再話するためには王子側にいろいろと仕込みが必要かもねー、と思ったです。

話の中では、「命の水」が一番好きでした。
末子成功譚ですが、雰囲気がなんとなく好き。具体的には紅海が出てきたりするのがよい(笑)。


オオカミと七匹の子ヤギ
ブレーメンの音楽隊
カエルの王さま
おいしいおかゆ
白雪姫
しあわせハンス
ひょろひょろ足のガタガタこぞう
いばら姫
命の水
親指こぞう
ガチョウ番の娘
ものしり博士
歌いながらはねるヒバリ
ホレばあさん
兄と妹
テーブルとロバとこん棒
ラプンツェル
フリーダーとカーターリースヒェン
三本の金の毛のある悪魔
猟師とおかみさん
白ヘビ
ツグミひげの王さま
鉄のストーブ
錘と梭とぬい針
六人の家来

解説



笑ったのは「ひょろひょろ足のガタガタこぞう」。
原題がルンペルシュティルツヒェンなんてだれが想像する? ドイツ語をたしなむ方には当然なのかもしれないけれど、私には完全に謎の言葉でした。
ということはこの子はゴルディロックスなのか、そうなのか。
子供向けよりも完訳を読んだほうが原型が詳しくわかるのだろうと思うけど、こういう素朴でストレートな表現で目をくらまされることはないだろうな、と感じました。
そうか、あの小人はひょろひょろ足なんだな……。

グリム童話集 下 (3) (岩波少年文庫 148)
ヤーコプ・ルードヴィヒ・グリム、ヴィルヘルム・カール・グリム 佐々木 田鶴子
4001141485

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