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『恋のドレスと約束の手紙 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー』

恋のドレスと約束の手紙 (コバルト文庫 あ 16-21 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー)
青木 祐子
4086012030

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読了。

ヴィクトリア朝のイングランドを舞台に、仕立屋の娘と公爵の跡継ぎの身分差恋愛をこまやかに描く、少女向けロマンス小説。すこしミステリ風味。シリーズの十三冊目。本編としては十一冊目です。

このシリーズを読んでいて思うのは文章のやわらかさ、そして安定感。
キャラクターを見つめる作者さんの愛情をもちつつも冷静な客観性です。

本当に読みやすくて、多分に最近まで読んでた本でえらい苦労をしてしていたためもあるかとは思いますが、するすると頭の中に入り心にしみいってくる文章に、安らぎすら覚えました。

相変わらずドレスの描写も華やかだし、それぞれの登場人物の個性も心情も、むりやり押しつけるように書いてあるわけではないのにすんなりと受け入れられるし印象に残る。

とてもお上手になったなあと、僭越ながらデビュー文庫を読んでいる私は感動すらしてしまったのでした。

お話は、本編の前巻で転機を迎えたクリスとシャーロックが、幸せな未来を築いてゆけるかどうかに焦点が移ってきました。

現在の状況を受け入れるのに懸命でシャーロックのために強くなろうとする必死で頑張るクリス。
みずからの置かれた立場を受け入れた上で、将来のことを考え始めたシャーロック。
ふたりの行く末にはまだまだ困難と波乱が降りかかりそうです。

普通に考えたら幸せになれるはずもない組み合わせだから、どういう結末になるのか、ちょっと想像がつきません。

『エマ』よりも条件が悪そうだしなー。階級差が違いすぎる。

この先どういう展開になっていくのか、目が離せませんね。

ところでこの巻を読んでいて私は、シャーロックがカッコイイ、と初めて思いました。いや、ほんと。これまではクリス視点だったり、田舎で遊んでいるときばかりだったから、なんてずうずうしい奴なんだろう、貴族だから仕方ないけどさ、などと馬鹿にしていたのですが、失礼いたしました。彼ってホントにデキる男、だったんですね。

でもパメラちゃんの偉大さにはどうしたってかないません。
あなたは素晴らしい女性です。
パメラちゃん、大好きだー!!!

つづき、お待ちしています。

前巻は番外短編集でした。
窓の向こうは夏の色 (コバルト文庫 あ 16-20 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー)
青木 祐子
4086011832


こちらが本編の前巻。クリスとシャーロックの転換点です。
恋のドレスと黄昏に見る夢 (コバルト文庫 あ 16-19 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー)
青木 祐子
4086011484

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